• 【ジブリで敬老の日!】宮崎駿監督作品の素敵なおじいさんとおばあさん
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2022.09.19

【ジブリで敬老の日!】宮崎駿監督作品の素敵なおじいさんとおばあさん

『千と千尋の神隠し』の湯婆婆/(C)2001 Studio Ghibli・NDDTM

今日、9月19日は敬老の日。
みなさんそれぞれ、身の回りのご老人を敬いましたか?
さて今回は、敬老の特別企画として、宮崎駿監督作品に登場するおじいさん&おばあさんをご紹介します。
宮崎監督作品に登場するご老人たちはみんな、敬うどころか「こんな生き方を見習いたい」と思うほどに元気で、活き活きとしていて、とにかく魅力一杯です!

★風の谷のナウシカ(1984年)★
「風の谷の城おじ」
風の谷の城で働いているご老体たち。
年季の入った落ち着きで場を引き締めてくれたり、ひょうひょうとトボけたやりとりで和ませてくれたり。要所要所でいい味を出すおじいさんたちですが、実は腐海の毒に冒されていて身体に不自由も抱えています。
それでもけっして暗くなったりはせず、風の谷に来訪したトルメキア軍に臆することもありません。
それぞれにタイプの違うおじいさんたちですが、ナウシカを姫として敬いつつ、孫娘のように愛し、親しみも抱いているというのが共通点。
そうしたナウシカへの思いや、年齢を重ねた老人ゆえの味わい深さが、なにげない佇まいやセリフからそこはかとなく伝わってくるのが印象的です。

★天空の城ラピュタ(1986年)★
「ドーラ」
空中海賊ドーラ一家を率いる盗賊。
作中でパズーに「ドーラおばさん」、シータに「おばさま」と呼ばれているように、「おばあさん」と呼ぶにはまだちょっと若いかも? でも、その圧倒的な貫禄と迫力、そして厳しさと優しさを併せ持つ懐の深さからは、並々ならぬ人生経験も感じさせます。
シータを奪われて失意のパズーに厳しい言葉を投げかけ、その言葉に発憤したパズーが「仲間にしてくれ」と懇願するや、「40秒で支度しな!」と毅然と言い放ち旅立ちを促すーーというシーンは、本作でも屈指の名場面。「40秒で支度しな!」も名セリフとして、いまだに様々な場面で引用されます。
そして、おさげ髪を切られてしまったシータを抱きしめていたわる優しい表情も印象的。
くわしい過去や人となりが説明されるわけではありませんが、きっと長い人生でいろいろあった末に盗賊をやっているんだろうな……と想像せずにはいられない奥深さが魅力です。

★となりのトトロ(1988年)★
「おばあちゃん」
サツキやメイの家の、隣に住んでいるおばあちゃん。
サツキのクラスメイトのカンタのおばあちゃんだが、サツキとメイのことも本当の孫のようにかわいがっています。
言葉遣いはちょっとぶっきらぼうだけれど、優しく穏やかで面倒見が良くて、ちょっとした茶目っ気も感じさせてくれる、親しみやすいおばあちゃん。
カンタを叱る時は意外と迫力があるけれど、そんなおっかない面も含めて素敵な「田舎のおばあちゃん」という雰囲気です。
後半、迷子になったメイを必死に探す姿や、帰ってきたメイを見て心底ホッとしていた様子も印象的。そしてエンディングで描かれているサツキたちと穏やかな日常風景を見ていると、“いつまでもずっとこんなおばあちゃんに居てほしい” と、しみじみと感じます。

(C)1984 Studio Ghibli・H
(C)1986 Studio Ghibli
(C)1988 Studio Ghibli

アニメージュプラス編集部

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