• ClariSが語る♪ 『ALIVE』と『Masquerade』
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2022.09.14

ClariSが語る♪ 『ALIVE』と『Masquerade』

ClariSが語る♪ 『ALIVE』と『Masquerade』

8月にアニメ『リコリス・リコイル』のOP主題歌『ALIVE』をリリースし、アッパーの楽曲と激しいダンスで新たな魅力を発揮したClariSが、東京と神奈川でのコンサートを経て、9月14日にアニメ『シャドーハウス 2nd Season』のED主題歌『Masquerade』をリリース。攻めの姿勢でこの夏を駈け抜けたクララとカレンの二人に、コンサートを振り返りながら『ALIVE』と『Masquerade』について話を聞いた。(前編/全2回)

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■ずっと会えることを待っていたコンサート

――8月11日に東京、13日に神奈川で開催されたコンサート『ClariS HALL CONCERT 2022 〜Twinkle Summer Dreams〜』では、『ALIVE』も披露されたとのこと。久しぶりのツアーだったそうですが、いかがでしたか?

クララ:約3年ぶりのツアーということもあり、とても気合いが入っていましたし、久しぶりにファンの皆さんと一緒に過ごす時間はとても楽しかったです。皆さんの温かさや待っていてくれた気持ちを直接受け取ることができましたし、私たちも早く歌を直接届けたいとずっと思っていたので本当に幸せでした。この先もっと頑張っていこうと思う気力を、ファンの皆さんから受け取ることができて、ClariSとしてもステップアップできたコンサートになったんじゃないかと思います。『ALIVE』のリリースとコンサートがあり、今月は『Masquerade』のリリースも控え、文字通りの“ClariSの夏”にできたんじゃないかと思います。冬にもコンサートが決まっているので、引き続きこの気持ちを大きくして、さらに素敵なものを作れたらいいなと思っています。

カレン:ずっと皆さんに会えることを待っていた期間が長かった分、コンサートを終えてまだそれほど経っていないのですが、すごく時間が経ってしまったような気持ちです。ずっと待っていてくれた皆さんと会えたことは、とてもうれしかったですし、コンサート以外にもリリースがあったり、次に会える約束ができたり、私たち的には止まらず動けている夏というのがすごく久しぶりだったのでうれしく思います。感覚としてもやっと戻って来れたなというのが一番にあって、10周年を迎えてから皆さんに直接届けられなかった気持ちを、コンサートをきっかけに改めて伝えることができてすごくうれしかったです。『Masquerade』のリリースが控えているということで、またどんどん私たちの思いや感謝の気持ちを届けていきたいと思います。

――普段は北海道在住のお二人ですが、東京、神奈川は暑かったですよね。

カレン:すごく暑くて、びっくりしました。東京に来た日は北海道とあまり変わらない気温で、「今回は過ごしやすくて良かったね」って二人で話していたんですけど、その翌日から“東京の本気”を感じて(笑)、暑さにやられそうになりました。

――夏バテ防止とか、何かスタミナの付くものは食べましたか?

クララ:私たちが以前から「叙々苑の焼き肉弁当を食べてみたい」と言っていて、それをスタッフさんが覚えてくださっていて、東京に来たその日に、叙々苑の焼き肉弁当が出てきてすごくテンションがアガったよね。

カレン:うん。すごく美味しかった!

■マスクの下の表情を読み取る能力は他の方よりも敏感

――実際にライブをやって、お客さんの反応をどう感じましたか?

クララ:コロナ禍でまだ声出しができない状況なので、「どうなるかな?」って少し不安を感じながらステージに立ったんですけど、声が出せなくてもいろんな方法で思いを伝えてくださって。例えばスケッチブックに「おかえり!」ってメッセージを書いて掲げてくださる方がいたり、皆さんの思いを感じて不安はすぐ吹き飛びました。

カレン:皆さんの声が聴こえないことで寂しさを感じるんじゃないかと思っていたんですけど、拍手もすごかったし、ペンライトを私たちの動きに合わせて振ってくださって。今までのコンサートでしてくれていたコールが、声はなくても聴こえたような気がしました。それもあって、会えなかった期間ずっと寂しかったり会いたかったりした思いは、一緒だったんだなって。その時の会場の一体感が本当にすごくて、「ClariSファンってすごいな」って感じました。

――声が出せない分、伝えたい気持ちがより大きくなるんでしょうね。

カレン:みなさんマスクを付けているので表情は細かく分からないのですが、目だったりいろんなところから「好きだよ!」の気持ちが伝わって、その伝えようという思いが以前よりずっと前に出ている気がして、それはうれしかったことの一つです。

クララ:私たちも以前、仮面やベールを付けて活動をしていた時期があるので、マスクの下の表情を読み取る能力は他の方よりも敏感だと思うんですけど、目だけでも表情が感じ取れました。私たちも制限があるなりに、コンサートの見せ方を変えようという意識があったので、1曲1曲をより伝えられたと思います。

■『ALIVE』の見せ場はカレンの足上げ!

――コンサートでは『ALIVE』も歌われたそうですね。

クララ:はい。MVと同じ衣装で髪型も再現して、披露させていただきました。『ALIVE』は個人的に挑戦の1曲で、パフォーマンスする上での見せ方や歌い方も今までとは違ったので、皆さんに届くか不安な部分もあったんですけど、回を重ねるごとに自分の中でどんどん気持ちが強くなって。楽曲の持つ力強さをしっかりお届けできたんじゃないかと思います。

カレン:MVの振り付けは、歌う時用の振り付けではなくダンスすることに振り切ったものだったので、それをどうライブ用に仕上げていくのかも2人にとっての課題でした。CDを発売してからまだ日があまり経っていなかったのですが、皆さん『ALIVE』を聴き込んできてくださって、皆さんのペンライトの煽りで私たちの気持ちも昂ぶって、『ALIVE』の完成形がコンサートでできたんだなと思います。

――『ALIVE』は激しい振り付けで、サビでカレンさんが足を高く上げるシーンがCMで何度も流れていて話題です。

カレン:すごくありがたいことに、私の足を褒めていただくことがすごく多いです(笑)。元々運動が好きでダンスが得意なので、振り付けの先生が私の長所を延ばしてくださるような振り付けを付けてくださって、私としてもそこは見せ場だなと思っていたので、“格好よくキメたい!”と思ってやりました。

クララ:私もカレンと活動するようになって、徐々にダンスが楽しくなってきました。表現の幅が広がってきたなと感じていた中で、『ALIVE』はシャープで激しい振り付けで。私はどちらかと言うとバレエっぽい柔らかいダンスのほうが得意なので、MV撮影の時は体の使い方から変えなきゃいけなくてとても苦戦しました。ライブでは振りをしながら歌うということで、とても緊張したんですけど、いい意味で曲の世界観に没頭することができました。楽曲の力強さに引き出してもらえたじゃなですけど、私にできる最大限のパフォーマンスをお届けできたと思います。



■世界観に入り込んだ『Masquerade』

――14日にリリースする『Masquerade』も歌ったそうで、お客さんはどんな反応でしたか?

クララ:『Masquerade』もMVの世界観を、そのままステージでもお届けさせていただきました。『ALIVE』とは180度違う楽曲なので、客席の皆さんの反応も全然違いましたね。『Masquerade』は、MVではあやつり人形のような踊りがあったり、世界観が今までのClariSと違っていて。その独特の雰囲気が、いい意味でステージとお客さんとの温度差を作り出して、一つのショーといった感じでお見せできたんじゃないかと思います。私たちも世界観に入り込んで、パフォーマンスすることができました。

カレン:世界観が完成されている楽曲なので、私たちはその中に入り込むだけという感覚でパフォーマンスできました。今まで使っていた仮面を使う場面もあって、今までのClariSを感じていただきつつ、これからのClariSの世界観や、やりたいことが表現できた1曲になったと感じています。



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アニメージュプラス編集部

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