『劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEスターリッシュツアーズ』の劇場舞台挨拶が9月4日(日)、東京・新宿ピカデリーにて開催された。全国15館の劇場にてライブビューイングが実施された舞台挨拶には、一十木音也役の寺島拓篤さん、一ノ瀬トキヤ役の宮野真守さんが登壇、上映前ということでこれから作品を鑑賞する観客へ期待を膨らませるようなトークを繰り広げた。その模様を早速レポートでお届けする。人気ゲームソフトを原作とし、2011年から4シリーズに渡るテレビアニメ放映、2019年に初の劇場アニメ公開を経て、2021年に10周年を迎えたアニメ『うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE』シリーズ。前作「マジLOVEキングダム」に引き続き、『劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEスターリッシュツアーズ』では全編ライブアニメーション&完全オリジナルでST☆RISHの単独ライブを楽しむことができる。
寺島拓篤さん、宮野真守さんの2名が登壇し、客席から大きな拍手で迎えられると、映画館に行くことを “搭乗する” と言われていることが話題にあがり、機長風の挨拶も交えながらトークは本編の話題へ。
前作が3グループ合同のライブだったこともあり、今回ST☆RISH単独ライブが描かれると聞いた時の感想を聞かれると、「めちゃくちゃ嬉しかった。ST☆RISHの魅力を最大限以上に出せるのは単独。今回どんなLIVE、演出が見れるのかワクワクしながら待っていた」と寺島さん。続けて宮野さんも「発表の時は嬉しかった。彼らも成長して技術的にもできることが増えたからこそ、皆様に楽しんでもらえるものっていうのが増えてきている。今このST☆RISHのよさをみせるには素晴らしい機会だと思った」と、思いを語った。
パフォーマンスの見どころについては、二人声を揃えて「ST☆RISHの本気度を感じた」と答えた。寺島さんは「テレビスペシャルで自分のステージをどうしたいかメンバーで話をしていたことが、想像をはるかに上回る形で実現していた」、宮野さんは「彼らのひとつひとつのパフォーマンスは与えられたものではなくて、彼らが本当に一生懸命考えてチャレンジした結果がパフォーマンスに表れている」と、改めてメンバー7人の努力や発想力について、熱い思いを伝えた。
そして、本作のテーマが「旅」ということにちなんで「お二人で旅に行くとしたら?」という質問には、過去の思い出を振り返りながら「フランス、ヨーロッパに行く?」と地名を挙げた。
寺島さんは、宮野さんが芸術を見てどんなことを言うのかが気になるとのことから、宮野さんが実際に絵画をどのように見るのかを体現する様子も見られた。最後には、「グランピングに行きたい」との話になり、テレビスペシャルでのとあるシーンも交えながら会場を笑いに包んだ。
あっという間にイベントも終盤へ。観客の皆さんに惜しまれながらも、イベントの最後にはキャスト2人から観客へのメッセージが贈られ幕を閉じた。
寺島拓篤さん「本日はご搭乗いただきましてありがとうございます。一緒に成長してきたからこそ、できたのがこの映画で、これが違う人だったらもっと全然違うものになっていたと思うし、こうはならなかったと思います。だからずっと続けてこられてよかったなって、すごく思いました。これまで『うた☆プリ』を通ってきた人でも戻るとまた違う面が見えたり、見え方も変わってくると思うので、『うた☆プリ』って何回も楽しめる、それこそ人生だなって思えるような作品になっているので、皆さんの人生の彩りにこの『うた☆プリ』が入っていたら嬉しいなと思います」
宮野真守さん「僕がこの映画を観て感じたのは、ライブ映画なので、ライブがメインで紡がれていく作品になっているのにドラマを感じたんです。それは、僕らがゲームから積み重ねてきた時間こそドラマで、物語で、ストーリーで、それがこの映画に詰まっているからこそ、こんなにもドラマを感じる! それはST☆RISHだからこそだなって感じました。なので、皆さんも没入してその感情を激らせて一緒にこのドラマを楽しんでもらえたら、歩んでもらえたら嬉しいなと思っていります。本日は、ありがとうございました」
>>>『うた☆プリ マジLOVEスターリッシュツアーズ』場面カットを見る(写真3点)(C)UTA☆PRI-MOVIE ST PROJECT