• 『ONE PIECE FILM RED』名塚佳織が田中真弓との共演で感じた「贅沢な時間」
  • 『ONE PIECE FILM RED』名塚佳織が田中真弓との共演で感じた「贅沢な時間」
2022.08.19

『ONE PIECE FILM RED』名塚佳織が田中真弓との共演で感じた「贅沢な時間」

(C)尾田栄一郎/2022「ワンピース」製作委員会

現在大ヒット上映中の『ONE PIECE FILM RED』。原作者・尾田栄一郎が総合プロデューサーを、そして『コードギアス』シリーズなどを手がけた谷口悟朗が監督を務めたFILMシリーズ第4作は、公開から10日で観客動員数500万人、興行収入が70億円を突破し、これまでのシリーズ史上最大の動員・興行収入を樹立するなど、大きな話題を呼んでいる。

世界で最も愛されている歌手・ウタを中心に描かれる本作のドラマは、彼女が “シャンクスの娘” であると明かされた時から大きくうねり始め、心震わせるライブと激しいバトルをまじえながら怒涛のクライマックスへと突き進む。モンキー・D・ルフィ役の田中真弓さん、ウタ役の名塚佳織さんは本作にどう向かい合ったのか、お話をうかがった。
▲(左から)ウタ役・名塚佳織さん、ルフィ役・田中真弓さん 撮影/大山雅夫

――本作の台本を最初に読まれた際の感想をお聞かせください。

田中 最初に「RED」と聞いた時からシャンクスのことだとわかったので、シャンクスがどのように登場するんだろうと思いながらドキドキしました。シャンクスが出るのって本当にすごいことなので、台本を読んで「なるほどね~」と思いました。

――3年ぶりに劇場版をやると聞いた時は、どう思われましたか?

田中 このコロナ禍で『ONE PIECE』で関わる人たちと、なかなか会えなくなっちゃったんですよ。尾田先生も含めてみんな宴会好きなメンバーだから、親戚の寄り合いみたいに何かと集まったりして、映画もそういうイベントのひとつとして当たり前のように数年に1回は来るものだったんですよね。
でも、今はその考え方が変わりました。ひとつ終われば「また次も頑張ろうね」っていう感じだったけど、それが当たり前に来るものと思うなよ、みたいな。だから、こうして新作が作られたことが素直に嬉しいし、今までとは意識が変わった大事な1本になりましたね。

――名塚さんはウタ役が決まった時、どんなお気持ちでしたか。

名塚 オーディションに受かったと連絡を受けた時は、信じられなさすぎて夢かなと思いましたね。その後、資料としてAdoさんの歌の音源をいただいたり、谷口監督と打ち合わせをさせていただいたりして実感してきた感じでした。
ウタはシャンクスの過去やルフィとの関わりが深いので、責任重大だなと思いましたし、とにかく本作の魅力を存分に表現できたらという気持ちで挑ませていただきました。

――TVシリーズでは、ソランというオリジナルキャラクターで出演されたことがありましたね。

田中 そうだよね、出ているんだよね。

名塚 そうなんです。TVシリーズに出させていただいた時も、もちろん楽しかったんですけど、今回は改めて映画で、しかもメインの役をやらせていただき、すごく嬉しかったですね。『ONE PIECE』は大好きな作品なので、より一層ウタを演じられてよかったと思っています。

――今回のルフィとウタについて、どんなところに面白さや魅力を感じましたか。

田中 今回のルフィは無闇に戦うわけではないので、そこにいつもとはちょっと違うカッコよさがありますね。あと、ウタが「シャンクスの娘」って聞くと、どうしても「何で今まで話題に出てこなかったの!?」って思っちゃうんだけど(笑)。

名塚 ウタの魅力は、シャンクスと同じように気持ちが強いところですね。自分の意思がハッキリしていて、やりたいことを貫こうとする強さを持っている。でも、天真爛漫さとか純粋な真っ直ぐさとか、可愛らしい少女の部分もあります。ただ、ちょっと頑固で自分の思いを貫くところは父親譲りなのかなって。
しかも、その強さと優しさは自分のために使うのではなく、みんなのために世界を変えたいと願っている。自分のことは二の次にする考え方も、シャンクスから学んできたことなのかなと思いましたね。

(C)尾田栄一郎/2022「ワンピース」製作委員会

アニメージュプラス編集部

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