• 『よふかしのうた』雨宮天が興奮「アニメは原作よりも “ゾクゾク” 増し」
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2022.07.23

『よふかしのうた』雨宮天が興奮「アニメは原作よりも “ゾクゾク” 増し」

(C)2022コトヤマ・小学館/「よふかしのうた」製作委員会


──雨宮さんの中にある吸血鬼のイメージは、これまでどんなものでしたか。

雨宮 私の中では女吸血鬼とサキュバスが混ざっちゃってまして、ナズナを演じるまではもっと「あはーん?」「うふーん?」みたいな感じで男性をたぶらかす印象がありました(笑)。

──佐藤元さんが演じるコウの印象についてお聞かせください。

雨宮 原作コミックを読んだ感じだと、コウくんって本当に無色透明のスライムのような掴めなさを持っていて「何だろう、この子」みたいな印象があったんです。
でも、(佐藤)元くんのお芝居が入ったことで、ちゃんと血が通った人間の男の子になったと思えたんですね。
元君がしっかり感情を乗せて演じてくれるので、「コウくんは、このシーンでこういうことを考えていたんだ」「こういうテンションなのか」と掴めて、私自身もとてもやりやすいです。

──コウくんとナズナの掛け合いの中で、何か気を付けていることなどありますか。

雨宮 いわゆる吸血鬼モードのナズナの時は上目線のカリスマ感を思いっきり出しますけれど、普段は限りなく対等の関係でいるようにしていることですかね。
お互いの立場の違いは認識しつつ、ナズナはコウくんに対して見下したり子供扱いをしないんです。だから二人は一緒にいることが出来るんだろうなと思っていて、そこは意識して演じさせてもらっています。

──何かアフレコ時の裏話などあれば、お聞かせください。

雨宮 ほぼ2人での収録なので元くんとはいっぱい話して、メチャクチャ仲良くなりました(笑)。
元くん、収録時に毎回トマトジュースを飲んでるんですよ。「トマトジュース好きなの?」って聞いたら「いや、全然好きじゃない。だけどこういう作品だから血になぞらえて飲んでるんだ」って言うんです。それを聞いて「血を飲むのは私だよな……?」って思ってました(笑)。

一回エナジードリンクに変えたことがあったんですが、「これじゃない気がする」って言って、また次の週からトマトジュースに戻して律儀に毎回一缶(笑)。面白い子だなって思いつつ、そういうところが彼の仕事に対するストイックな部分なんだろうな、ってちょっと感心したりもしていますね。

──雨宮さんご自身の「よふかし」エピソードで、印象的なものを教えてください。

雨宮 高校生の時、親が寝てる間にこっそり家を抜け出したことがあります。その日は台風が近づいていたせいか風がメチャクチャ強い日で、風が「ゴー!」って音を立てるのに合わせてドアを開けて外に飛び出しました。
仲のいい友達を連絡して呼び出して、夜中に自転車で二人乗りしたり、いろいろお話をしたり……そんなことだけでも、ワクワクして楽しかった思い出があります。

──本作のお気に入りシーンはありますか?

雨宮 1話のコウくんとナズナが空を飛ぶシーンは、夜景がすごく綺麗に描かれていて感動しました。原作コミックが持っているドキドキ、ハラハラ、ワクワクといった魅力はそのままに、アニメはさらに「ゾクゾク」増しになっている、という印象がありますので、そこは自分もすごく楽しみにしています。

──放送を楽しんでいるファンの皆さんに、最後にメッセージをお願いします。

雨宮 『よふかしのうた』ですが、日常のあれこれでがんじがらめになっている身体を軽くしてくれたり、「こんな毎日も悪くないかもな」とポジティブな気持ちにさせてくれる、そんな懐の深さを持った作品だなって思っています。
そんな自分の思いを皆さんにも感じていただけるよう、原作コミックから感じたナズナの魅力を最大限引き出して、精一杯の力で演じさせていただきました。ぜひ楽しんで観てください!

雨宮天(あまみや そら)
8月28日。ミュージックレイン所属。
主な出演作は『明日ちゃんのセーラー服』(木崎江利花)、『見える子ちゃん』(四谷みこ)、『彼女、お借りします』(水原千鶴)、『空挺ドラゴンズ』(タキタ)、『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』(七海やちよ)、『理系が恋に落ちたので証明してみた。』(氷室菖蒲)ほか。

撮影/大山雅夫

>>>雨宮天さん撮り下ろしショットと『よふかしのうた』ナズナ名場面を見る(写真14点)

(C)2022コトヤマ・小学館/「よふかしのうた」製作委員会

アニメージュプラス編集部

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