• 『BASTARD!!』谷山紀章と安元洋貴が魅了された “普遍的な面白さ”
  • 『BASTARD!!』谷山紀章と安元洋貴が魅了された “普遍的な面白さ”
2022.06.29

『BASTARD!!』谷山紀章と安元洋貴が魅了された “普遍的な面白さ”

(C)萩原一至/集英社・BASTARD!! 製作委員会



――アフレコ現場の雰囲気はいかがでしたか? 共演者の方との笑えるエピソード、また苦労した点などありましたらお聞かせください。

安元 シーラ役を東山奈央ちゃんが演じていて……東山ちゃんはとてもご家族とも仲がいいんですけど、そんな東山ちゃんが「安元さん」と声を掛けてきて。「どうしましたか」と聞くと、「私は生まれて初めて母親と一緒に観られないアニメに出ているかもしれません」ってボソッと言うので、僕は「そうだね。これはお母さんと観ないほうがいいかもしれないね」と言っておきました(笑)。

谷山 いい子なんやね……。ダーク・シュナイダーとして、シーラには本当に申し訳ないことさせちゃった。「毒を吸い出してくれ!」って(笑)。

安元 しょうがないんだけどね(笑)。セクシーなシーンといえば、百戦錬磨の女性声優陣が素敵にやってくださるんですよ。そんな中、フレッシュな楠木(ともり)ちゃんが頑張っていて……。

谷山 僕と歳が二回り離れているので、なんだか姪っ子を見ているような気持で応援しています。

安元 みんなも応援してあげてください(笑)。ヨーコちゃん、かわいいし。僕は、楠木ちゃんの「だぞ」の言い方がすごく好きです。

谷山 いいよね。僕は、やっぱり子安さんと一緒にやれたのが非常に思い出深いです。ダーク・シュナイダーとダイ=アモンの対決で、お互い全力でぶつかり合えたのが嬉しくて、ご本人にも直接伝えました。僕たちも40代半ばとか後半とかになってきたんですけど、さらに上の世代の子安さんに「まだまだ君ら世代に負けないよ」というのを見せてもらえたような気がしたんですよね。

安元 高い壁ですな(笑)。

谷山 「でも、うちらもこれだけできるようになったんスよ! 先輩!」みたいな。ある種、世代間のぶつかり合いもできたように感じて。子安さんご自身は意識してらっしゃるか分かんないし、聞いたら「うん」とは言わないだろうけど。コロナ禍なので、出演陣が勢揃いしてのアフレコはできませんでしたけど、実力のある声優さんたちと競い合えて嬉しかったなと思いました。

――13話までのエピソードの中で、特に好きなシーンがありましたら挙げていただけますでしょうか。

安元 ダイ=アモン戦もですが、僕は序盤のイフリート戦も好きなんですよ。イフリートはダーク・シュナイダーに負けて炎の剣になるんですけれど、ダーク・シュナイダーが後々結構大事に使っていたりして。そしてそのあとガラとも戦いまして。

谷山 ガラとダーク・シュナイダーが戦うんですけど、決着がついた後に二人してがれきの中でガハハハって笑うシーンがいいよね。“強敵” と書いて “友” と読むじゃないですけど(笑)。
あとはやっぱり、9話くらいのダイ=アモン戦かな。でも全話通して好きですね。ガラとの再会とか、ガラに母目線が生じていく感じとかもいい(笑)。

――前半はやはりダイ=アモン戦は見逃せないですね(笑)。最後に、配信開始を楽しみにしているファンへメッセージをお願いします。

谷山 今回ご縁があって『BASTARD!! ―暗黒の破壊神―』のダーク・シュナイダーを演じることになったのですが、かつての谷山少年、安元少年がそうだったように、ダーク・シュナイダーとして世界中の青少年たちに夢と希望を与えたい。僕はそれがダーク・シュナイダーをやる使命だと思っていますね。もっと平たく言うと、チェリーどもに夢と希望を与えたい!(笑)

安元 「ダーク・シュナイダーにすべてを託せ、代わりにやっとくぞ」と(笑)。僕は……そうですね、僕ら世代の大人にも観ていただきたいし、今のラノベとかファンタジー系の作品の原点が『BASTARD!! ―暗黒の破壊神―』だと思っているので、若い世代も古い作品でしょと思わずに観ていただいて、この作品の力を感じていただけたらと思います。
たくさんの魅力的なキャラクターも出てきますので、いろんな楽しみ方があると思います。身も心もあそこも熱くして観ていただければと思います。

>>>『BASTARD!! ―暗黒の破壊神―』爆盛りのOPカットを全て見る(写真62点)

(C)萩原一至/集英社・BASTARD!! 製作委員会

アニメージュプラス編集部

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