昆虫ファン永遠のあこがれカブト・クワガタと、藤井聡太プロの活躍でブームとなっている将棋が融合するという、今までに見たことがないアイテムが、スタンド・ストーンズから、新たに登場する。いったいどんなアイデアから誕生したものなのか、開発担当者にも話を聞いた。ショウギバトラーとは、人気の昆虫、カブト・クワガタと将棋がコラボレーションしたアイテム。将棋の駒は大中小の3種類があり、一般的に楽しまれている将棋の駒にある程度合わせた大きさになっている。大駒には、王・玉・角行・飛車、中駒には、金&銀、小駒には、歩&香車&桂馬のシールが付いている(中駒と小駒のシールは、貼るシールをユーザーが選べる)。

昆虫は全12種がラインナップ。人気昆虫として販売されているような有名なものから、日本国産種のものまで幅広くラインナップされ、コレクション性の高い商品仕様になっている。
同じ大きさの駒であれば、各々が好きな組み合わせでオリジナルユニットが作れる仕様になっている(小さい駒の昆虫は大きい駒にも組み替え可能)。
昆虫は駒の中に収められており、駒を変形すると、中から昆虫が出てくる(一部昆虫変形)。
変形の段階で3つのタイプに分けた遊びが可能だ。
コマTYPE:昆虫が入る分、厚さはやや厚めだが、一般的な将棋の駒として使える!?
ウイングファイターTYPE:駒を左右に開き、甲虫の角・顎を付け替えたタイプ。昆虫がコクピッドの戦闘機タイプだ。
カタパルトウォーカーTYPE:昆虫メインの姿。昆虫がやや上向きの角度になっているのがカッコイイ!
変形ギミックはこちらの動画をチェック!昆虫、将棋、変形と、子ども心をくすぐるワードだらけのこのアイテム、どのようなアイデアでできたものか、開発の担当者にお話をうかがった。
――この企画はどのようにして?この時期になると大手も含め、いろんなおもちゃメーカーから、毎年昆虫もののおもちゃが出ていて、自分もやってみたいなぁ、と思っていたのですが、普通にやっても面白くないし、ほかと似たようなものになってしまっても面白くない。虫ありきの発想で、ほかとかぶらないもの、と考え、ゲームと融合させてみてはと。――昆虫を将棋の駒の中に入れるのは大変だったのでは?当初、ロボットなどを入れるというアイデアもありましたが、この大きさに収める中で、パーツが細かすぎると壊れやすくなってしまうし、予算的にも厳しいので、この形に落ち着きました。こうなるまでに3年くらいかかりました。将棋の駒としてはこの厚さがギリギリだと思います。この厚さに収められるものとしてもまずは昆虫がベストです。将棋は対戦するゲームで、カブト対クワガタという対決の図式にもつながりますし。――読者にメッセージをお願いします。将棋好きはもちろん、かつて昆虫が好きだった大人の方にも手に取ってほしいですね。3タイプの変形も楽しんでください。また将棋は、まわり将棋やはさみ将棋などいろんな遊び方があります。駒をあけると昆虫が出てくるというショウギバトラーの特色を活かして、自分たちなりの勝手ルール・ローカルルールを作って遊んでほしいです。まわり将棋で同じマスに止まったらバトルするとか。楽しく盛り上がるルールが出来たら教えてください。担当者に話を聞いていると昆虫に関しても造詣が深く、カブトやクワガタだけでも聞いたことのない名前がたくさん出てきた。このアイテムは「昆虫王決定編」なので、まだまだ駒の中に入れようとしている昆虫がいそうだ。そのことについて尋ねると、「この厚さに収めないといけないですからね。でもお楽しみに」とのこと。
カブト軍とクワガタ軍、そしてそれぞれの中でも個体の大きなものから小さなものまでラインナップされている。それらの特色を活かしてローカルルールを設定すれば、将棋遊びもさらに楽しくなりそう。変形による3つのタイプも、特色として使えそうだ。
今後も楽しみなこのシリーズ、まずは昆虫王決定編で遊び倒してください!
>>>ショウギバトラー12種のラインナップをすべて見る(写真16点)(C)stasto