• 『ククルス・ドアンの島』内田雄馬・廣原ふうが驚愕したガンダムの世界
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2022.06.03

『ククルス・ドアンの島』内田雄馬・廣原ふうが驚愕したガンダムの世界

(左から)マルコス役を演じる内田雄馬さん、カーラ役を演じる廣原ふうさん 撮影/真下裕


――休憩時間などに、お二人が何か話す機会などはあったんでしょうか。

内田 (廣原さんに)何か話したかな?

廣原 (アフレコは)すぐ始まって……。

内田 そう、タイトな収録だったんですよ。切れ目なく録っている印象でした。

――先に古谷徹さんの収録は終わっていたということですが。

内田 はい、古谷さんの音声が入った状態での収録でした。

――古谷さんのアムロとの共演はいかがでしたか。

内田 ……少し興奮しました(笑)。やっぱり「アムロだ!」と感動しましたね、恥ずかしながら。僕らは古谷さんの声を受けて演じることができたので、本当にありがたかったです。

廣原 先にテレビシリーズを観ていたこともあって「アムロがいる! しかもテレビシリーズ以上のアムロになっている!」と感動してしまって(笑)。アムロと演技でかけあうことなんて、これからの人生でまず体験できないと思いましたので、誠心誠意カーラを演じることを頑張らせて頂きました。

――本作の中で特に印象に残った場面やセリフなどはありますでしょうか。

廣原 私はカーラがドアンと二人で話している時に、自分の感情を爆発させる場面です。ドアンに背を向けて「死なないでください」と言って涙を流すんですが、優しいカーラが普段見せない表情だったり、演じていた自分が苦しくなるほど強い思いを見せるところなので印象に残っています。

内田 マルコスとしては、電気系統を直したアムロを認める場面ですね。アムロへの劣等感などを感じていて、時に衝突することもありますけれど、アムロがもたらした光はやっぱり生きていく中でとても大事なものなんです。それを簡単に手に入れることができない中で生きているマルコスが、アムロの存在を希望と感じられた場面は、観ていて温かな気持ちになれました。

――それとは別で、本作で推したいキャラクターや場面などはありますか。

内田 ホワイトベースの面々とまた会えるところは、胸がときめきますね。出てくるいろいろなキャラに懐かしさを感じて、ほっこりしてしまいます(笑)。

廣原 私は島の子供たちが協力して生きている場面を推したいです! 原作のエピソードでは子供たちは4人しかいなかったんですけれど、今回は個性豊かな子供たちが20人も登場して、それぞれにちゃんと役割があるんですね。この子はヤギの世話をして、この子は小さい子の面倒を見て……そういった日常生活に触れる場面がいっぱいあるので、子供たちの豊かな表情も含めて、ぜひチェックしてもらいたいです。

――完成した映画をご覧になられての感想をお聞かせいただけますか。

内田 テレビシリーズひとつのエピソードで映画ができるということは、物語のテーマ性、語るべきことがあるからなんだな、と思います。改めて『機動戦士ガンダム』という作品が持つ可能性を感じました。CGで殺陣を描いたりなど今の時代に合わせてガンダムらしい部分をリファインしつつ、今の時代でも見応えのあるエンタメとして成立させ、『生きる』というテーマを語る凄い作品だな、と思いました。普遍的なものを感じます。

廣原 私は視聴用DVDと劇場試写で2回観させていただいたのですが、劇場で観た時の感動が圧倒的で。戦闘シーンの迫力は勿論なのですが、キャラクターの成長を描くドラマの印象がまったく違いました。
ファーストからずっと観られている方は勿論、作品を知らない方でもガンダムという作品が何を伝えたかったのかを感じて頂ける内容になっていると思います。

内田雄馬(うちだ・ゆうま)
9月21日、東京都生まれ。声優として『呪術廻戦』(伏黒恵)、『BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-』(カワキ)、『デリシャスパーティ?プリキュア』(品田拓海)、『オリエント』(武蔵)など数多くのキャラクターを演じ、高い評価を受け続けている。また2018年5月にはアーティストデビュー、2021年10月には幕張メッセイベントホールにて2days公演を成功させるなど、精力的に活動中。

廣原ふう(ひろはら・ふう)
4月6日、岐阜県生まれ。本作カーラ役で本格的な声優デビューを飾る。

内田雄馬 ヘアメイク/花嶋麻希 スタイリスト/奥村渉(WM)

廣原ふう ヘアメイク/櫻井陽介 スタイリスト/村留利弘(Yolken)

撮影/真下裕

>>>『ククルス・ドアンの島』名場面、内田雄馬さん・廣原ふうさんの撮り下ろしカットを見る(写真12点)

(C)創通・サンライズ

アニメージュプラス編集部

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