• 【5/28公開】『犬王』実在した謎多き能楽師を描く衝撃作!
  • 【5/28公開】『犬王』実在した謎多き能楽師を描く衝撃作!
2022.05.27

【5/28公開】『犬王』実在した謎多き能楽師を描く衝撃作!

(C)2021 “INU-OH” Film Partners

能を大成したことで知られる観阿弥・世阿弥親子のほかに、南北朝~室町時代、人気を博した能楽師がいたことはご存じだろうか? 5月28日公開のアニメーション映画『犬王』の主人公である犬王こと道阿弥である。足利義満から寵を受けるほどの人物でありながら、なぜか犬王の作品は全く残されておらず、犬王について現在知られていることは少ない。本作は、そんな歴史に隠された実在の能楽師・犬王にスポットライトを当てた作品なのだ。

【かつて世阿弥と人気を二分した、幻の “犬王の能” 】

謎に包まれた犬王をモデルに、大胆な解釈でストーリーを紡いだ『平家物語 犬王の巻』(古川日出男著/河出文庫刊)を原作とする本作は、異形の子・犬王と盲目の琵琶法師・友魚が、600年前の日本でスターとして成り上がっていく様子を痛快に描いたミュージカル・アニメーション。当時、世阿弥と人気を二分しながらも、現代まで作品が一切現存していない幻の “犬王の能” を、湯浅監督の大胆不敵なイマジネーションで描き切った。

作中で尖ったパフォーマンスを披露していく犬王と友魚は、瞬く間に民衆の心を掴み、ついには時の権力者・足利義満の目にも留まるようになる。義満は、藤若(のちの世阿弥)を寵愛し、犬王の父にも目をかけている人物。はたして義満は、犬王と友魚にとって幸運をもたらす存在なのか? それとも……?

犬王はなぜ異形の子として生まれたのか? どのようにして義満の寵愛を得たのか? 犬王の作品はなぜ現代まで一切残されていないのか?
犬王が辿った運命をぜひ劇場で見届けてほしい。


>>>『犬王』呪いが少しずつ解けていく犬王のビジュアルなど(画像22点)

(C)2021 “INU-OH” Film Partners

アニメージュプラス編集部

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