• 疫病神はダイエット中の変身ヒロイン!『厄いよ!アラクシュミ』
  • 疫病神はダイエット中の変身ヒロイン!『厄いよ!アラクシュミ』
2022.05.24

疫病神はダイエット中の変身ヒロイン!『厄いよ!アラクシュミ』

(C)Yu Tsunamino / ヒーローズ

『厄いよ!アラクシュミ』は漫画史上稀に見るお腹の出具合の女主人公が活躍する作品。ツナミノユウのちょっと百合テイストも感じられるほのぼのギャグ漫画だ。

『厄いよ!アラクシュミ』は、『つまさきおとしと私』やABEMAで実写ドラマ化もされた『ふたりモノローグ』の作者、ツナミノユウの新作。
インドの疫病神アラクシュミは人々の苦しみが栄養となる体質。ところが貧困、不和、厄病、現代の世にはびこる苦しみのおかげで、体に脂肪をたっぷり貯めこんでしまう。
そしてあまりにも肥えすぎた結果、「このままでは死ぬ」と医術神に宣告されることに。この悲しい未来を免れるためには、人間を助けることで苦しみを減らす “人助けダイエット” しかない!

人間界で生活を始めたアラクシュミはラフなジャージ姿(現状太い上に胴回りが始終増減するので、選択肢が少ないのだと思われる)で街をうろつき、人々を助けようと奮戦する。
傘泥棒や教え魔、周囲に厄災を振りまく人間には「怪力乱神」で黒暗天に変身、運勢を奪って懲らしめる。だがその結果体重は減ったり増えたりを繰り返す羽目に。

そして、実はアラクシュミを痩せさせたくない妹の吉祥天ラクシュミ、怒りの神カーリー、アラクシュミと不仲になった過去を持つサラスヴァティなど、それぞれ問題を抱えた女神たちがアラクシュミのもとに集い、ドタバタとした日常を過ごしていく。
同作者の近作『ふたりモノローグ』『リリィ・トライアングル』が百合作品であったこともあってか、若干の百合テイストも感じられる作品となっている。

しかし、やはり注目すべきはアラクシュミの体格だろう。商業漫画の女性主人公でここまでお腹の出たキャラはなかなかいない。怪力乱心で変身した際にはちょっと格闘っぽいポーズも取っており、重さと躍動感という相反した魅力が楽しめる。
ボリュームのある女性キャラが好き、という人にはぜひ注目していただきたい作品だ。

『厄いよ!アラクシュミ』は2022年5月27日に単行本第1巻がリリース。とらのあな、ゲーマーズ、COMIC ZINでは特典も配布される。
また1~3話と最新2話は漫画サイト「コミプレ」でも読むことができる。

>>>『厄いよ!アラクシュミ』関連の画像を全部見る(画像7点)

(C)Yu Tsunamino / ヒーローズ

アニメージュプラス編集部

RECOMMENDEDおすすめの記事

RELATED関連する記事

RANKING

人気記事