• 『ククルス・ドアンの島』古谷徹のおすすめポイントは「アムロが可愛い」
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2022.05.20

『ククルス・ドアンの島』古谷徹のおすすめポイントは「アムロが可愛い」

(左から)完成披露舞台挨拶に登壇した廣原ふうさん、成田剣さん、武内駿輔さん、古谷徹さん、古川登志夫さん、潘めぐみさん、安彦良和監督 撮影/真下裕

安彦良和監督の映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』(6月3日公開)の完成披露舞台挨拶・最速上映イベントが5月18日、東京・丸の内ピカデリー スクリーン1で開催。全国15の劇場でもライブビューイングが行われた。
イベントにはアムロ・レイ役の古谷徹さん、ククルス・ドアン役の武内駿輔さん、カイ・シデン役の古川登志夫さん、ブライト・ノア役の成田剣さん、セイラ・マス役の潘めぐみさん、カーラ役の廣原ふうさん、そして安彦監督が登壇した。

『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』は、ガンダムシリーズの原点であるテレビアニメ『機動戦士ガンダム』、そのシリーズ中でも異彩を放つ15話『ククルス・ドアンの島』を完全映画化。TVアニメ『機動戦士ガンダム』のキャラクターデザイン・アニメーションディレクターであり、累計発行部数1000万部を超えるヒット作『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』を手掛けた安彦良和さんが監督を務めることも、大きな話題を呼んでいる。

永井一郎さんがナレーションを務めたテレビシリーズ15話の次回予告ナレーション、そして本作の本予告が流された後に、イベントゲストが次々と登壇。
映画の完成を受け、まず古谷さんが「劇場版『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙』から40年、スクリーンに15歳のアムロが帰ってきました。こんなに嬉しいことはない!」とアムロの名セリフを披露。続く武内さんは「この作品がなぜ40年越しに映画という形で世間に戻ってきたか、その理由がようやく、世間の皆様にわかっていただけるのかなと本当にワクワクしています」とコメントした。

本作は、ホワイトベースのクルーが久々に勢ぞろいすることも大きな話題だ。成田さんは「久しぶりにガンダムの作品に出させていただいて、40年という歳月の重さと感動シーンの数々、本当の意味でガンダムのメンバーの一員になれたかなと実感しております」と、その思いを語り、古川さんは「こんなに早く完成披露上映会とか、早過ぎないかァ?」とカイ・シデンの声でコメント、潘さんも「これまでファンに愛され続けてきた長い年月分のものをお届けできることを嬉しく思います」と作品への強い自信を表した。
そして、本作でガンダム初出演&本格声優デビューとなる廣原さんは、緊張した様子で「お母さんのような存在なので、子供たちを優しく包み込むようにと安彦監督からお言葉をいただいて、誠心誠意努めました」とアフレコ時の感想を述べた。

マルコスとカーラというキャラの重要性について、安彦監督は「年齢設定がアムロと同じ15歳くらいなんですが、精神年齢に差をつけました。カーラが一番上、一番幼いのがマルコスで、その真ん中にアムロがいる。そこがミソかなと思います」と、同年代の二人と並べることでアムロの少年としての側面をアピールしたことを明かした。

本作ではファーストガンダムの数々の名シーンが新たに描き加えられており、ここで「親父にもぶたれたことないのに!」の場面が初解禁。映像を観た古谷さんは「ゲームでは毎年このセリフを収録しているので43年間ぶたれっぱなしなんですけど(笑)、まさかこのシーンがこの映画に出るとは思いませんでした」と会場の笑いを誘った。
武内さんも「ガンダムファンには堪らないシーンが多いです。ファーストガンダムがどういうものか、新しくガンダムを知る方も楽しめる作品になっていると思います。もう素晴らしいバランスだなと思いました」と絶賛。
▲(左から)武内駿輔さん、古谷徹さん、古川登志夫さん 撮影/真下裕

ファーストガンダムの名シーンを新たに描き加えた経緯について、安彦監督は「エグゼクティブプロデューサーの小形(尚弘)さんから、20分のTVアニメを100分の映画にするということで『回想シーンも盛り込んでいい』と言われたので、これは嬉しいアドバイスだと。遠慮なく入れたら2時間を超えてしまいましたので(笑)、止むを得ず本当に絞り込んで作りました」と語り、さらに「劇伴もオールドファンは感涙ものだと思います」とアピールした。

(C)創通・サンライズ

アニメージュプラス編集部

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