• 『ボトムズ』OP・EDの世界観を表現したミニジオラマプラモ!
  • 『ボトムズ』OP・EDの世界観を表現したミニジオラマプラモ!
2022.05.12

『ボトムズ』OP・EDの世界観を表現したミニジオラマプラモ!

(C)サンライズ

80年代リアルロボットアニメの極北とも称される『装甲騎兵ボトムズ』。そのオープニングとエンディングをイメージしたヴィネット(小サイズのジオラマ)のプラスチックモデルが、2022年11月に登場する。

アニメ『装甲騎兵ボトムズ』は、アストラギウス銀河を二分するギルガメスとバララントの百年戦争終結後、ある作戦に関わったことから味方に追われることとなった若き兵士キリコ・キュービィーの彷徨を描く。
「ボトムズ」とは作中に登場する人型兵器アーマードトルーパー(AT)の俗称。キリコたちAT操縦者は「ボトムズ乗り」と呼ばれる。
『装甲騎兵ボトムズ』は固定の主人公機が存在しない作品だ。キリコは乗り慣れたスコープドッグという機種を好んで使うが、使えればどの機体にも乗るし、ダメになったら乗り捨てる。ロボットを徹底して「兵器」「モノ」として扱うドライさがリアルロボットアニメの極北と呼ばれる所以の一端である。

一方、物語として見た『装甲騎兵ボトムズ』は、キリコという何も持たない青年が人間性を取り戻していく物語だ。
100年続いた戦争の中で戦いしか知らず育ったキリコ。全てを失って彷徨う中で知り合ったゴウト、バニラ、ココナという仲間、そしてヒロイン・フィアナとの交流が、彼の内面を満たしていく。
その叙情はオープニングとエンディングに凝縮されている。とかく「むせる」の一語ばかり取り上げられがちだが、その歌詞と映像は物語の世界観を象徴的に示している。

マックスファクトリー製「PLAMAX MF-60 minimum factory スコープドッグ 炎のさだめ/いつもあなたが」は、アニメ『装甲騎兵ボトムズ』に登場する「スコープドッグ」の印象的な情景を、固定モデルならではのポージングと手のひらサイズのヴィネット(小さなジオラマ)で表現したもの。各全高約7センチ。


原作アニメのオープニングとエンディングのイメージでキット化されており、2種1セットになっている。
2つの全く違うポーズは、それぞれのシーンをイメージした鮮やかなプラスチックカラーでパーツ化されており、組み立てるだけで小さな彫像として飾れる仕上がりになる。

立体感とメリハリのある造形で、少ないパーツ数ながらもプラモの楽しさを存分に味わえる新感覚のキットだ。もちろん材質は一般的なプラスチックモデルと同じプラスチックなので、さらにこだわりたい方は、塗り分けや汚し表現といった「塗装の楽しみ」も広がっている。

80年代プラモブームでは、設定カラーでキレイに塗り分けるだけでなく、戦闘や経年による汚れや塗装剥げを再現した汚し塗装(ウェザリング)が一大ムーブメントとなった。
そして近年では、アニメ作画のうねるようなハイライトや影をプラモ上に描き込む技法や、水彩画・油彩画のようなタッチで塗装する、どちらかと言えば見る角度限定の塗装法も流行している。

ミリタリズムと叙情、多面的な解釈を受け入れる余地のある『装甲騎兵ボトムズ』ならではの塗装の楽しみがそこにはある。
もちろん、無塗装のまま、心の中で様々な色を乗せていくのも1つの楽しみ方だ。ぜひ『炎のさだめ』と『いつもあなたが』を聴きながら、想像を膨らませていただきたい。

>>>「PLAMAX MF-60 minimum factory スコープドッグ 炎のさだめ/いつもあなたが」イメージカットなどを見る(画像8点)

(C)サンライズ

アニメージュプラス編集部

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