• 劇場版『名探偵コナン』の安室さんの歴史を振り返る
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2022.04.30

劇場版『名探偵コナン』の安室さんの歴史を振り返る

安室さんが活躍した劇場版『名探偵コナン』をピックアップ!

“安室の女”――2018年に劇場版『名探偵コナン ゼロの執行人』が大ヒットを記録するなか、注目を集めたワードだ。
安室の女とは、『名探偵コナン』に登場する安室透に心を奪われたファンを指す言葉で、安室透がメインキャラクターとして登場する劇場版『名探偵コナン ゼロの執行人』が公開されている際には、「安室透を “100億の男” にしよう」とSNSで呼びかけ、興行収入100億円を目指し足繁く劇場に通ったファンのことでもある。

そんな絶大な人気を誇る安室透が、2022年4月15日公開の劇場版『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』にもメインキャラクターで登場しており、なんと公開3日間で興行収入が19億円を突破するという好スタートを切った。
予告編映像のラストで、安室透が力強く「安室じゃない……公安警察・降谷零だ」と言うシーンにぐっと来た安室ファンも多いのではないだろうか。

今回は、劇場版の中での安室透の歴史を振り返っていきたいと思う。

●劇場版シリーズ第20弾『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』(2016年公開)
なんと安室透が劇場版に初登場したのは、この第20作目『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』なのだ。服部平次と遠山和葉が第3作目、怪盗キッドが第3作目、黒ずくめの組織(ジンとウォッカ)が第5作目に初登場を果たしていたことを考えると、意外に遅いと思った方も多いのではないだろうか。

本作では、『3つの顔(トリプルフェイス)』を持つ安室透の『公安警察官・降谷零』としての顔、『黒ずくめの組織・バーボン』としての顔を見ることができる。

冒頭から公安の降谷零として、スーツ姿で激しいアクションやカーチェイスを繰り広げ、物語後半では爆弾の解体を行うなど大活躍の安室透。爆弾解体の際、警察学校時代の友人・松田陣平から爆弾解体技術を教えられたことが明かされた。『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』では、松田陣平をはじめとする “警察学校組” にスポットライトが当たるので、安室ファンは見逃せない。

また、ジンとウォッカ、ベルモットと対峙し、組織に潜入しているスパイではないかと疑いをかけられる絶体絶命のシーンでは、拘束されながらも冷静に危機を脱していく。そんないつも冷静沈着な安室透だが、赤井秀一が関わると冷静さを失ってしまうところも本作の見どころのひとつだ。観覧車の上で行われる激しいバトルシーンでは、安室透が赤井秀一をどれほど憎んでいるのかがひしひしと伝わってくる。この2人の因縁についても、警察学校時代の友人・諸伏景光が深く関わっており、安室透にとって “警察学校組” のメンバーがどれほど大切な存在なのかがよく分かる。

赤井秀一も安室透と同様に人気の高いキャラクター。安室透と赤井秀一の間の誤解が解け、2人が完全に和解することを望むファンも多いはずだ。
▲『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』で爆弾の解体を行う松田陣平。

>>>『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』場面カットをすべて見る(画像14点)

(C)2022 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

寺林 沙樹

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