• タロウが拓く『ULTRAMAN』の新境地! 木村良平&前野智昭対談
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2022.04.17

タロウが拓く『ULTRAMAN』の新境地! 木村良平&前野智昭対談

木村良平さん(左)と前野智昭さん(右) 撮影/真下裕(Studio WINDS)



◆最大の見どころはキングジョー!?◆

――55年以上にわたって愛されているウルトラマンシリーズの魅力は?

木村 「ヒーロー」という言葉を聞いたときに真っ先に思い浮かべる人も多いほど、一つのシンボルとなっていることですね。例えば、今作であれば何も知らない人でも「ウルトラマンのアニメなんだ」という捉え方をしてくれるほど、高い知名度を誇るのがウルトラマンという存在だと思うんですよ。作品に関わる身としてはそれがハードルでもありますが、それを乗り越えたときに後押ししてくれる歴史の力は大きいのではないかなと。

前野 ウルトラの父やウルトラの母、ウルトラ兄弟がいてというキャラクター同士の関係性、3分間という制限がある中で戦うところにエモさを感じました。ピンチになるとカラータイマーが点滅して、最後に大技で一発逆転という描写がすごく好きで。そういった戦いの緊張感のようなものが、子供たちが作品に熱を上げた要素の一つではないでしょうか。

――シーズン1からウルトラマンシリーズに関わっている木村さん、ファンとして作品を視聴していた前野さんならではの着眼点ですね。今作の見どころについても伺っていければと思います。

木村 進次郎的には異星人と交流する場面があって、実に彼らしい向き合い方をしているので、そこはぜひ注目してほしいです。

前野 光太郎 “タロウ” と名乗る理由に、僕は「だからタロウなのか!」と驚きまして。今作はそんなタロウの成長物語でもあるため、その点を観てほしいなと。あとは何と言ってもキングジョーですね!

木村 キングジョーの迫力は凄かった! 観たときに「ハァ!?」ってなりました。

前野 『機動戦士ガンダム』で初めてビグザムを観たときのような、「勝てないよ、こんなの」という衝撃を受けました。

木村 キングジョーがどう描かれているのか、楽しみにしてほしいですね。

前野 それとオープニングの6戦士が並ぶ画が、今作を象徴しているようで観たときに胸を打たれました。特に北斗星司/ACEが、相手をナメているようなポーズをしているのでチェックしてほしいです(笑)。

――最後にファンへメッセージを。

前野 僕らも完成した映像を観させていただきましたが、時間を忘れてしまうくらい夢中になってしまいました。特撮のほうのウルトラマンシリーズが好きな方、これまでウルトラマンに触れてこなかった方も楽しめる作品になっているので、ぜひいろいろな方に観ていただきたいです!

木村 シーズン1を楽しんでいただいた方は話数が短い印象を受けるかもしれませんが、ラストまで観たら「巧い!」と感じていただける内容になっているのではないかと。笑えるところもシリアスなところも詰まっていて、「こういうものが観たい」という期待に応える内容になっていると思います!


(C)円谷プロ (C)Eiichi Shimizu,Tomohiro Shimoguchi (C)ULTRAMAN製作委員会2

アニメージュプラス編集部

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