• シャイエ監督新作『カラミティ』スタッフ、馬を描くため乗馬に挑戦!
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2022.04.07

シャイエ監督新作『カラミティ』スタッフ、馬を描くため乗馬に挑戦!

(C)2020 Maybe Movies ,Norlum ,2 Minutes ,France 3 Cinema

2022年4月20日(水)にブルーレイ・DVD化&配信/レンタル開始の『カラミティ』は、『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』のレミ・シャイエ監督の最新作。
そのアニメーション担当のスタッフたちが、馬をリアルに描くために乗馬に通った体験を語る映像が公開された。

『カラミティ』は、アヌシー国際アニメーション映画祭 クリスタル賞(グランプリ)受賞。アメリカ西部開拓時代の女性ガンマン、カラミティ・ジェーン誕生の勇気と感動の物語。
家族と共にアメリカ西部へ幌馬車で旅をしていた12歳の少女マーサ。だが父親が負傷したことをきっかけに、彼女は家長としての立場と務めようと奮闘する。

『カラミティ』のブルーレイ発売を記念して、映像特典の一部が公開された。アニメーション担当スタッフが馬の動きをリアルに表現するため、乗馬を体験したことについて語る内容だ。

可能な限りリアルな表現に近づけたいとのレミ・シャイエ監督の強い想いから、同作のアニメーション担当のスタッフは乗馬体験に通ったという。舞台が西部開拓時代のアメリカであることから、アメリカ式の乗馬クラブが探し出された。
映像では、馬への指示の出し方や、馬上での身のこなし、手綱の扱いや止まり方、カーブの進み方など、乗馬で行うあらゆる動作をチーム全員で時に楽しみながら、時に真剣に体験している様子がうかがえる。
最初は馬の扱い方を全く知らなかったジェーンが、少しずつ馬と息が合い、馬との生活に慣れていく様子は、物語の上でも重要なシーン。スタッフは「実際に馬を見ることができたからこそ、リアルに描くことができた」、それにより絵の完成度が上がったと話している。
前作『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』では、行方不明になった祖父を探しに、1人北極を目指して旅立つ14歳の少女が主人公だった。同様に『カラミティ』も12歳の少女の成長譚だ。
女性は女性らしくという西部開拓時代のアメリカにあって、主人公マーサは家族を支えるために髪を切り、ジーンズを履くことを決意。生きていくために必要な乗馬、馬車の運転、投げ縄といった「男の作法」を苦労して習得していく。
伝説の女性ガンマン、カラミティ・ジェーンの誕生秘話でもある本作は、マーサを「ジェンダーレス」な生き方を選択した最初の女性として描いており、レミ・シャイエ監督はインタビューで、本作の制作過程においても男女平等を意識していたと語っている。

特典映像ではさらに、貴重な当時の写真などとともに、作品の誕生秘話を知ることができる。ぜひ本編と共にお楽しみいただきたい。

>>>『カラミティ』馬が登場する本編の画像などを見る(画像5点)

(C)2020 Maybe Movies ,Norlum ,2 Minutes ,France 3 Cinema

アニメージュプラス編集部

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