『ピーターラビットのおはなし』が出版120周年! それを記念して、2022年3月26日(土)~6月19日(日)の期間中、『出版120周年 ピーターラビット(TM)展』が世田谷美術館で開催される。
開催に先立って行われた内覧会に参加した編集部員が、貴重な展示や可愛らしいグッズコーナーなどをたっぷりレポートする。
【見どころ その1】音声ガイドナビゲーター・松下洸平さんと回る! ピーターラビット(TM)の世界今回の展覧会では、ピーター誕生の原点となるウサギのスケッチや、『ピーターラビットのおはなし』の元となった絵手紙など、超貴重な展示とともにピーターラビットの歩みを振り返ることができる。
ファンにはたまらない内容だが、「そんなにピーターラビットに詳しくない……」という方もご安心を。公式サポーターの松下洸平さんが案内してくれる音声ガイドを聞きながら進むと、展示物の解説をしてくれたり、誰かに話したくなるような豆知識を教えてくれたりするので、展示を見終わるころには立派な《ピーターラビット博士》になれているはずだ。
また、ガイドの途中にはピーターラビットにまつわるクイズも用意されているので、ファンの方は正解することができるか、ぜひ試してみてほしい!
【見どころ その2】ピーターラビットのはじまり! 初版本が可愛すぎるシリーズ最初の絵本で、始まりの作品とも言える『ピーターラビットのおはなし』には、作者・ビアトリクス・ポター(TM)が自費出版した私家版と、大手出版社フレデリック・ウォーン社から刊行されたものがある。
本展覧会では、それぞれの初版本が展示されているのだが、どちらも可愛すぎるのだ。表紙のデザインやイラストの違いなど、ぜひ見比べてみてほしい。
『シャーロック・ホームズ』シリーズの作者・コナンドイルも購入したという私家版、初版8000部が瞬く間に完売したというフレデリック・ウォーン社版、この貴重な初版本の展示をお見逃しなく!
【見どころ その3】美しい彩色画にうっとり……♪ 日本初『ピーターラビットのおはなし』彩色画が全点公開!物語一冊分の彩色画が集まるスペースでは、絵本の挿絵の場面を再現した展示も見どころ。マグレガーさんの畑でラディッシュを食べているピーターや、お母さんに身支度を整えてもらうピーターはとても愛らしいので、ぜひ写真に収めてほしい。
また、描かれていたものの出版の過程で削られるなどして、日本語版では今年まで未掲載だったものを含む、全ての彩色画が今回一堂に展示される。細やかで優しいタッチの彩色画を、ただただ無心で眺める時間は癒しそのもの。時間を忘れて『ピーターラビットのおはなし』の世界にどっぷり入り込んでほしい。
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