• 『恋せか』小林裕介&長谷川育美が作品の魅力や ”禁断の恋” を語る!
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2022.03.23

『恋せか』小林裕介&長谷川育美が作品の魅力や ”禁断の恋” を語る!

(C)野田宏・若松卓宏・講談社/恋せか製作委員会


――小林さんから見たデス美、長谷川さんから見た不動、それぞれの魅力も教えてください。

小林 今の長谷川さんのお話とも繋がりますが、強がってはいるけど実は普通の女の子なところがすごくいいなと思います。恥ずかしがりつつも、自分の感情を素直にぶつけてくれるところとか。一見するとツンデレっぽいんですが、実際にはデレしかなくて、そこもまたイイ!! ……って、熱が入りすぎて気持ち悪いですね(笑)。
あと、ふとしたときに出る博多弁も魅力だと思います。あの破壊力はやばい……!

長谷川 わかります、博多弁って最強ですよね! あと、なんでも喜ぶところがかわいいなと思います。いつもワクワクしていて、些細なことにも「やった!」と喜ぶ感じとか。

小林 そうそう! 不動のキャラクター性という囲いがあるので抑えながらお芝居していますけど、小林流にやっていいんだったら、デス美のあまりのかわいさにもっと気持ちが爆発しているかもしれません(笑)。

――デス美への愛情は、不動とすごくシンクロしていますね。では、長谷川さんから見た不動の魅力は?

長谷川 実直さです。言葉がまっすぐと刺さってくるのが、不動の魅力だと思います。普通だったら「何言ってるの?」って笑いながらツッコみたくなるようなセリフも、不動が言うから嘘がないといいますか。「本当にそう思って言っているんだな」というのが伝わってきますし、だからこそそれを見ているこっちが照れてしまうんだろうな、と(笑)。「好きだ!」っていう告白も、めちゃくちゃ突然なんですから!

小林 確かにそうだよね(笑)。でも、デス美さんは照れながらもそんな不動を受け止めていて。本当にこの二人はスーパー理想的なカップルじゃないかと思っています。お互いがちゃんと相手をリスペクトしているし、相手が「これやりたい」と思うものにちゃんと興味を持って一緒に楽しめるし。

長谷川 普通だったら「いやいや、おかしいでしょ!?」と思うような不動の行動も、デス美は全然嫌な顔をすることがないですもんね。本当に、付き合うべくして付き合った二人だと感じます。どこにいてもイチャイチャしていますし(笑)。

小林 よくよく考えるとおかしいけど、この二人は戦闘中もイチャイチャしますから。果たして、この仲がいつまで続くのかな……? なんて考えちゃいます。

長谷川 え!? このイチャイチャっぷりが最初だけだったらめちゃくちゃ悲しい(笑)!

小林 そんなリアルは見たくない! ずっとこのままでいてほしい!

――続いて、アフレコについて教えてください。本作では、コロナ禍ということで少人数の分散収録が行われているそうですが、二人は一緒にアフレコをされているんですか?

長谷川
 そうですね、基本的に、私たちは一緒にアフレコしてます。

小林 僕たちは二人でやることが多くて、エピソードによって絡むシーンが多いキャラクターがいたときは、その役のキャストさんも一緒にやるという感じですね。それでも、大人数で同時にアフレコはしていなくて、三人がMAXの人数です。

――アフレコ現場で印象に残っていることはありますか?

長谷川 スタッフさんからのディレクションでいうと、自分のことではないんですが、小林さんが最初に「高倉健さんみたいな感じでお願いします」って言われていたのが忘れられないです(笑)。

小林 そうそう、「高倉健さんで」って言われて、そのあとに「いや、やっぱり高倉健ではないですね」って。「えええええええ!?」ってなりました(笑)。
実は僕、これまでに不動のようなタイプの役をあまり演じたことがなくて。どちらかというと体力がないキャラクターをやることが多かったので、こんなにもリーダー然とした、体格のいいキャラクターを演じるのは、最初はかなり手探りでした。自分の中に思い描いているものはあれど、そこに近づけるのはすごく大変で。最初の数話は、イメージに実力が追い付かないという葛藤に苛まれていましたね。

――どんなところで悩まれたのでしょうか?

小林
 不動は不器用といいつつも、表情や行動からどんなことを考えているかわかりやすいので、そこら辺をどう取り入れていけばいいものかという点はかなり考えました。たぶん、第1話は僕の今までの声優人生でもっともリテイクを出したアフレコだったと思います。その後も第3話くらいまで、これでいいのかとなかなか自信が持てなくて。アフレコ前日は心配で寝られなかったです。「ほんとに大丈夫かな? もう一回V(アフレコ用の参考VTR)をチェックしておこう」と、毎回睡眠時間が削られた状態でアフレコに向かっていましたね。でも、収録が何話か進んで、ようやく「これでいいんだな」という自信を持つことができました。
スタッフの方から一番言われたのは、「二人の距離が近づいて、ドキドキするような空気になると、どうしても息が多めになっちゃうんですけど、そうするとイケメンに聞こえてしまうから、イケメンにはしないでほしい」ということでしたね。最初は「そういうシーンちゃうんか!?」って大混乱でした(笑)。

長谷川 横で聞いていても、めちゃくちゃ胸キュンなシーンなのにかっこよくできないってすごく難しいなと思いました。

小林 「距離感をリアルに意識せずに、声を大きめでやってキャラクター性を出してほしい」というのは常に言われていて。やりながら、「これで果たしてキュンとしてくれるのかな?」という心配が僕にはあったんですけど……長谷川さん的に、どうでした?

長谷川 常にまっすぐ来てくれるから、キュンキュンしていました! 気持ちがまっすぐ刺さってくる感じといいますか。

小林 あー、ならよかった! デス美さんは、最初からすごくハマっていたと思ったよ。

長谷川 本当ですか? デス美に関しては、思ったままにやらせてもらっているんですけど、とにかく「自分を微塵も出さない」ということは考えていました。私自身をにじませたら終わりだ、と。他の役をやっているときは、他の方から「普段の性格が役と似ているから、役にハマっていると思う」と言っていただいたり、自分の経験や記憶をお芝居に活かしたりすることもあるんです。でも、デス美に関しては、とことん自分を消して臨みました。こんなにかわいい完璧女子、自分の中の引き出しにはありませんから(笑)。

――長谷川さんは本日も素敵なネイルをされていて、オシャレへの関心が高いデス美と通じるものがあると感じますが……?

長谷川 あ、でも、実はよく見ると、端っこが少し剥げちゃってるんですよ……(笑)。

小林 言わなきゃわからないのに(笑)!
あと、この『恋せか』のアフレコは、毎回、ケーキとかマンゴープリンとか、おいしいスイーツを差し入れてくださる方がいて。それを楽しみにアフレコに行ってると言っても過言ではありません。長谷川さんはいつも最初に食べ始めて最初に食べ終わるから、「早っ!」って思ってます。

長谷川 え、ホントですか!? 全然何も考えずに食べていました……お恥ずかしい……。
アフレコ日と誕生日が重なった日がありまして、誕生日ケーキをいただいたんです。そのときに、「差し入れのデザートと誕生日のケーキ、全部は食べれないよね?」って言われたんですが、平気でパクパク食べちゃいました(笑)。

小林 僕は横で「強いなー!」と思いながらその様子を見ていました(笑)。

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(C)野田宏・若松卓宏・講談社/恋せか製作委員会

アニメージュプラス編集部

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