• 『社畜さんは幼女幽霊に癒されたい。』日高里菜、金元寿子、小原好美スペシャル座談会!
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2022.03.18

『社畜さんは幼女幽霊に癒されたい。』日高里菜、金元寿子、小原好美スペシャル座談会!

(C)有田イマリ/SQUARE ENIX・製作委員会も癒されたい。


◆伏原さんは基本的には常識人だと思いますが、社畜具合がすごいですよね。
金元 伏原さんの会社にはすごい上司がいるんですが、声が付いたらパワーアップしていて、こんなに厳しい環境で頑張っていたんだなとわかったんです。でも、嫌々働いているわけではなく、ただ忙しくなってしまっただけなんですよ。

◆目の下のクマで、お疲れ具合が感じられます。
金元 スタッフの方に「もっと目の下にクマがある感じで」と言われて、自分が想像しているよりもだいぶお疲れの社畜さんなんだなと感じました。でも、そんなダウナーだった伏原さんも幽霊ちゃんやみゃーこに接することで、少し心の動きが見えてくるんですよ。

日高 仕事に疲れ切っているときから、ツッコんだりボケに回ったり、可愛ければなんでもいいっていうスタンスだったり……社畜さんってすごいですよね(笑)。

小原 伏原さんは、可愛らしい部分もあるけれど、「可愛い」って言うときにものすごい顔をしていて、ちょっとおっさんぽいところもありますよね(笑)。ギャグ的な要素を1人で担っていて、クスッと笑えるところもすごく魅力的だなと感じています。

日高 わかる~。あまりにもおっさんぽいところがしっくりきすぎて、ひーさんっておっさんっぽさがわかるのかなぁ……と思っていたんですけど。

金元 部屋が汚い部分は共感しながら演じてるよ?

日高 リアクションしづらいです!(笑)

小原 共感のポイントはそこですか!(笑)

◆みゃーこは長生きをしているからか、幽霊ちゃんよりも少しお姉さんな雰囲気です。
小原 初登場時、黒猫姿から人間になった瞬間に幽霊ちゃんと伏原さんは驚いていましたが、私も「こんな可愛い子なんや!」みたいな気持ちでした(笑)。
私は、みゃーこが加わったことで、だんだんと3人が家族みたいになっていくところが好きなんです。伏原さんを取り合うような関係でもあって、幽霊ちゃんに対してお姉ちゃんでいなきゃと思っている。その姉妹のような関係も好きです。

金元 それこそ娘か妹たちに対するように「仲良くしなよ」とか、伏原さんがそういう茶々を入れられるようになるのも、みゃーこが来たからなので、伏原さんの心にも幽霊ちゃんにとっても、すごくいい存在なんだなと思います。みゃーこはおませさんで、幽霊ちゃんのお姉ちゃんになろうと頑張っているところとか、幽霊ちゃんのお世話してあげようとか、そういう健気な部分が可愛いですね。

日高 みゃーこがお姉さんぶって、ちょっと背伸びしている感じがたまらなく愛しいんですよね。最初こそ幽霊ちゃんとはライバル的な立ち位置でしたが、どんどん幽霊ちゃんをサポートするようになって、素直になれないけど優しい部分が見えてきて……。最初のツンツンした感じも、だんだん寄り添ってくれるようになるところも猫っぽくて、その変化がすごく魅力的です。

◆幽霊ちゃんは、喜怒哀楽がわかりやすい子ですが、演じるときにどういったことを大切にしましたか?
日高 常に一生懸命で頑張ってる感じが出るように。ひーさん(金元さん)が社畜さんを演じると、立ち去ってほしい気持ちがよりいっそう強くなるので、私も幽霊ちゃんと同じ気持ちでマイク前に立てました。
大切にしたのは、「タチサレ」のバリエーションですね。1話のうちに何十回と言うセリフでもあるので、根底にある「可愛い」はぶれないようにしつつ、いろんな言い方を考えました。
それから、みゃーこが出てきたときに嫉妬をするのもポイントだと思うんですね。そういうところでは、見ている人が「いじらしいなぁ」と思えるくらいの表情を付けるようにしました。

◆幽霊ちゃんは、ボイスチェンジャーを使う話がありますよね。
日高 加工された元の声も、私のものなんです。幽霊ちゃん自身も、きっといろいろ工夫していると思ったので、自分でもいろいろと変えながら挑戦してみました。

金元 幽霊ちゃんとみゃーこは、ほかの作品ならSEになるだろうというところも声を当ててくれているんですよ。めちゃくちゃ可愛いので、ぜひ探してほしいです。

小原 幽霊ちゃんを演じている里菜さんと、クールなキャラクターを演じているときの里菜さんとのギャップがすごくて。ああ、可愛いってこういうことなんだってすんなり入ってきたんです。それに影響を受けて自分も可愛く演じようと思ったら、スタッフの方から「みゃーこは可愛く演じないでください」って言われました(笑)。

◆伏原さんは、基本的には声の雰囲気もフラットですよね。
金元 そうですね。ただ、たまにすごくインパクトのある表情をするので、その表情はかなり意識しながら演じました。
あと、3人でアフレコをしていると、本当に2人が可愛いんですよ。さっき「可愛い」の演じ方についての話がありましたが、2人の演技を聞いていると、だんだんとにやけてきちゃうので、伏原さんの「可愛い」も自然に演じられるんです。2人の掛け合いを聞いて、「あ~可愛い」と思っているところに出番が来るので、「よし、『可愛い』って言いに行こう」とスムーズにマイク前に移動できるんです(笑)。

日高 「可愛い」は、原作での記載とはまた違った豪華な声優さんが担当されているんですが、ひーさんバージョンもあって、それが可愛いんですよね! 私はひーさんのお芝居を聞いていて、スタッフさんのディレクションに対する瞬発力のすごさと、想像の斜め上を行くお芝居に笑いをこらえるので必死でした。でも、そういうところも含めて、社畜さんってすごく身近ですよね。ひーさんのお芝居もナチュラルで、疲れ切っているお芝居も含めて素敵だなと思います。

小原 金元さんの声がすごく優しいので、3人が話していると微笑ましくなりますよね。ギャグになると私たちも置いていかれてしまうので(笑)、その戸惑いや怯えたり泣いたりするやりとりも、自然に伝わるんじゃないかなと思います。

>>>インタビューカットを全て見る(写真7点)

(C)有田イマリ/SQUARE ENIX・製作委員会も癒されたい。

アニメージュプラス編集部

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