• あかせあかり『恋の行方』でメジャーデビュー!コスプレ愛溢れるインタビュー
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2022.02.23

あかせあかり『恋の行方』でメジャーデビュー!コスプレ愛溢れるインタビュー

あかせあかり『恋の行方』!コスプレ愛溢れるインタビュー



◆こだわりの詰まったミュージックビデオ

――すでにYou Tubeにアップされているミュージックビデオでは、衣装も3種類あって、かなりこだわって作られたのが伝わってきました。

あかせ 登場する衣装は細かいところまでこだわって作ってもらいました。ウィッグとメイクは、自分でやらせてもらいました。その中でも海夢のコスプレは、作中でも海夢がコスプレをするので二次元のキャラクター的な表現をし過ぎてしまうと、彼女がするコスプレに持っていくのが難しいかなって思い、三次元寄りに仕上げています。ウィッグの生え際を人間の頭皮に近いものを使ってみたり、金髪もコスプレウィッグならではの黄色味がかった金髪ではなく地毛に近い金髪を選んでいます。ナチュラルな、三次元寄りのコスプレに仕上げました。雫たんとブラックロベリアに関しては、二次元に限りなく寄せようということで、ウィッグはコスプレに普段自分が使っているメーカーさんのものを使っています。カラーコンタクトも海夢の時よりも、ミリ幅が大きいもの、発色の強いものを使っています。メイクもキャラクターに合わせてタレ目にするなど、こだわっていますね。

--あかせさんご自身でというのは素晴らしいですね。ウィッグも自分で用意されたんですよね。

あかせ はい。ウィッグは、結構何度もトライしながら、一番完成度の高いものをMVで使いました。自分で前髪とかもカットして、色味も結構染めたりしています。海夢の毛先もグラデーションになるように染めています。雫たんは、明るい紫だったものを濃い色に染めました。色が染まりきらなかったところは、アルコールマーカーというコピックペンに除光液をつけてずっと塗り拡げたりして仕上げています。

--なるほどそんなこだわりがあったんですね! MVではそれぞれ、かなり演技や表情にこだわっているように感じました。

あかせ 原作では海夢がコスプレをしていますが、嬉しすぎてキャラクターになりきれていない海夢が出てきてしまうシーンなどがあって、そういった所もMVの中に組み込んでいますね。思わずニマニマ止まらないとか…海夢って新菜に恋をしてるだけじゃなくて、コスプレをしている作品、キャラクターにも恋をしてるじゃないですか。そういう感じが出せればと思って演じました。

――動きとかダンスも、キャラクターごとに変えていますよね。

あかせ 海夢はイケイケな感じなので、動きは大きく元気に。雫たんは恥ずかしがり屋だから、おしとやかな感じであまり大きく動かないように。ブラックロベリアはクールに動こうとか、ちょっとずつ変えていたりします。そのこだわりが、伝わっていたなら嬉しいです。

――初回仕様限定盤のDVDにはそのMVとメイキングも収録されています。

あかせ YouTubeではなく、手元にDVDで持っておけるという幸福感ってありますよね。しかもMV観たあとにメイキングを観られるっていうのは魅力的だと思うので嬉しいですね。私も限定盤とかそういう理由で買ってしまいますが、やっぱりメイキング映像って、買ってない人はMVを知っていてもここは知らないでしょっていう特別感を味わえるきっかけになると思います。

◆あかせあかりのコスプレ愛!

――ではここで、『その着せ替え人形は恋をする』のオススメポイントを教えて欲しいと思います。

あかせ コスプレは、アニメが好きって言ってる人でも全員が好きではないでしょうし、コスプレが苦手という人も、まったく知らない方もいると思います。でもこの作品に出会って、少しでも「コスプレってすごいんだな」とか、「こういうこだわりがあるんだ」というのが、もしかしたら伝わるのかもしれないと思っています。この作品をきっかけにコスプレに興味をもっていただける人が増えたら嬉しいですね。私自身も、改めて自分がコスプレした時に楽しかったこととか、大変だったこととかを改めて思い出したので、コスプレをしている皆さんにも観て、いろいろ思い出して欲しいです。自分の好きなキャラクターと同じ格好をする、同じ服を着る、同じポーズをする…そういうことが楽しい、素敵なことだっていうことが伝わればいいなと思います。

――すごく、コスプレ愛を感じます。

あかせ 多分、アニメを好きにならなければ、感じられなかったと思います。幼い時にお留守番で、ずっとアニメを観たり、友達に教えてもらったアニメを観ていたのがアニメ好きになるきっかけだったんですよね。そういういろいろなことが重なって今があるんだなとすごく思っています。この作品も、誰かのきっかけになるかもしれないので、この作品からコスプレの楽しさを実感してもらえればなと思います。

――あかせさんが、最初にしたコスプレはなんだったんでしょう。

あかせ 最初にしたコスプレがいきなり男装だったんです。『ヒプノシスマイク』の観音坂独歩でした。いま考えると、なんであんなに難しいキャラクターをしたんだろうなって、でも当時はすごく、ホットジャンルだったんですよ、私の中で!

――ホットジャンル(笑)。好きだからやるということですよね。

あかせ そうなんです。最初は同じ服を着ているというだけで嬉しくて、3~4カ月はずっとその子しかやっていなくて。その後、いろいろなキャラクターをやるようになりました…でもそこから一度も観音坂独歩をやっていないんですよ。コスプレを始めて3年経った今、もう1回やりたいなって、思っていますね。

――なるほど、そういう感覚があるんですね。今やると、また違ってくるんでしょうか?

あかせ ウィッグセットやメイクとか、全然違ってくると思います。それに当時はカラコンのミリ幅とかまったく気にしなかったんですよ。色が近ければそれじゃんくらいの感じで(笑)。でも今は、ミリ幅がでかいと女の子っぽくなってしまうとか、縁が黒いとまた違うとか、そういうこだわりが出てきちゃって…あの時やっていた写真なんか、もう恥ずかしくて見られないっていう。

――なるほど、そういう感じなんですね。

あかせ 最初は本当に、好きなキャラクターの衣装を着るだけでいいやって思っていたのですが、1回着てしまうと欲が出てしまって、もっと近づきたい、もっとできるかもしれないって思い、どんどんハマっていきましたね。コスプレって、ちょっとハードルは高いと思うのですが、最初は同じ服を着たいっていう、それだけで初めていいと思います。

アニメージュプラス編集部

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