• 『HUNTER×HUNTER』劇中のアナログゲーム「軍儀」を現実に再現!
  • 『HUNTER×HUNTER』劇中のアナログゲーム「軍儀」を現実に再現!
2022.02.15

『HUNTER×HUNTER』劇中のアナログゲーム「軍儀」を現実に再現!

(C)P98-22 (C)V・N・M

漫画・アニメ『HUNTER×HUNTER』の劇中に「軍儀」という盤上競技が存在する。これはキメラアント編に登場したもので、将棋やチェスのようにマス目状の盤上で駒を取り合い「詰み」を目指すゲームだ。キメラアントの王と盲目の少女コムギが対戦し、物語の中で重要なファクターとなった。
その軍儀のルールを作品本編から解析し、現実世界に再現した「HUNTER×HUNTER 軍儀」が登場した。

『HUNTER×HUNTER』は冨樫義博による漫画作品。
主人公ゴンが父親ジンに追いつくため、様々な冒険を繰り広げる王道の物語だ。個性的なキャラクター、予想不可能なストーリーが老若男女問わず、非常に多くのファンに愛され続けている。
原作は1998年より『週刊少年ジャンプ』(集英社)誌上で連載。1999年にアニメ化、2011年よりリメイク版のアニメが放送され、更に映画化も行われた。

軍儀は、原作では単行本18巻~30巻辺り、2011年版アニメでは77話~136話のキメラアント編に登場した盤上競技。東ゴルトー共和国発祥のゲームで、チェスや将棋のように王である駒の「帥(スイ)」を「詰み」に追い込むことを目指す。
「帥」の他に「侍」「砲」「忍」などの駒がある。また、駒の上に駒を重ねるという、将棋やチェスとは異なるルールがあるのも特徴だ。

「HUNTER×HUNTER 軍儀」は、作品内の描写をもとに「軍儀」の駒や盤、そしてルールを再現している。
ルールは本プロジェクトのために結成された特別チームが製作。「駒は3個まで積める」「初期配置は自由」など、「軍儀」でしか味わえない戦略性を完全再現した「上級編」の他、段階ごとに「入門編」「初級編」「中級編」の計4種のルールが用意されている。
親子で楽しむなら「入門編」、ゲームに自信のある人同士なら「上級編」も楽しめるだろう。

過去に漫画・アニメ劇中のゲームを現実に再現したものとしては、『遊戯王OCG デュエルモンスターズ』がある。
『遊戯王』に登場するカードゲームを元にした『遊戯王OCG デュエルモンスターズ』は大ヒット商品となり、日本のみならず世界でもトップクラスの人気を誇るトレーディングカードゲームとなった。

もちろん、どんどん新しいカードを作り続けて商品展開できるトレーディングカードゲームと、一度セットを買えばずっと遊び続けられる軍儀では、流行するにしても性格が異なるだろう。
だが現在、ボードゲームなどのアナログゲームが静かな盛り上がりを見せている。
軍儀の場合、入り口となるのは漫画・アニメの中のゲームを実際に遊んでみたいという想いであろうが、ゲーム本体の戦略性や知的興奮度が高ければ、原作の枠を越えて新たなアナログゲームとして普及・発展していく可能性もあるかもしれない。

「HUNTER×HUNTER 軍儀」は、盤面が紙製シートの通常版と、将棋盤のような木製の軍儀盤、駒置き×2、駒入れ×2が付属したハイエンド版が存在する。王とコムギが使用していた物に近いのはハイエンド版の方だ。
いずれにも駒50個と、ルールを記した軍儀解説書が含まれている。

王とコムギの勝負を再現するキャラクターグッズとして楽しむか、それとも原作を離れた純粋なゲームとしてプレイするか、それは手に入れた人次第となるだろう。

>>>「HUNTER×HUNTER 軍儀」の画像を全部見る(画像2点)

(C)P98-22
(C)V・N・M

アニメージュプラス編集部

RECOMMENDEDおすすめの記事

RELATED関連する記事

RANKING

人気記事