• 「俺たちが、ガンダムだ!」舞台『機動戦士ガンダム00』開幕!キャストの声を聞け!
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2022.02.08

「俺たちが、ガンダムだ!」舞台『機動戦士ガンダム00』開幕!キャストの声を聞け!

撮影 :HARLY 、ナスエリカ(C)創通・サンライズ

2019年2月に上演した舞台『機動戦士ガンダム 00-破壊による再生-Re:Build 』の続編となる、舞台『機動戦士ガンダム 00 -破壊による覚醒-Re:(in)novation 』が、約3年越しの熱い想いとともに、満を持して2022年2月7日(月)に開幕した。本作は新型コロナウイルス流行の煽りを受けて2月5日、6日の公演は残念ながら中止に。場内の感染対策を徹底し、14日の大千穐楽までの10公演を駆け抜ける。
初日のオフィシャルスチールと共に、紹介していこう。

『機動戦士ガンダム00』は、2007年に放送されていた、サンライズによるロボットアニメーション。西暦2307年の地球を舞台に、武力での戦争根絶を目的とした組織「ソレスタルビーイング」を中心とした戦いを描いた物語だ。

2019年にファーストシーズンの物語が舞台化され、注目のモビルスーツ戦の舞台上での表現などを含めて話題となった本舞台。続編となる今回の物語の本筋は、原作アニメの2ndシーズンを基盤に、前作で描かれていた「ソレスタルビーイング」と「国連軍」の最終決戦から4年が過ぎた世界の中で展開される。

決戦後、離反していた刹那・F・セイエイ(橋本祥平)は、隣人であった沙慈・クロスロード(前川優希)と再会を果たす。
ソレスタルビーイングに残っていたアレルヤ・ハプティズム(小坂涼太郎)や、ティエリア・アーデ(永田聖一朗)といったクルーとも合流し、交戦に備えてガンダムのパイロットである「マイスター」の増員を図る。
刹那が目をつけていたのは亡き戦友の双子の弟・ライル・ディランディ(伊万里 有)。説得の末に兄のコードネーム「ロックオン・ストラトス」を継承することで4人のマイスターが会し、再び戦場へと繰り出す準備が整った。

刹那は本作で大きな変貌を遂げていた。戦いへの揺るぎない意志は言動に表れ、硬質な中に安心して背をあずけることのできる強さがあった。主演を務める橋本の圧倒的な身体能力と眼光の鋭さは、節々の重要なシーンでみごとに発揮され、カチリとその場を引き締める。
以前までは自身の二面性で苦しんでいたアレルヤもソーマ・ピーリス(希代 彩)との距離が近づく中でゆらぎが消え、うまく折り合いを付けていた。彼本来の優しさと未熟さと、戦闘時の熱さ、この 3 つのバランス調整を小坂は自在に操る。
「似ていても別の人間」である、そんなロックオン。兄貴肌で本作中一番器用だが一番不器用な彼に、伊万里は包容力を添えることでファンの心を狙い撃つ。

精巧な人形のようなティエリアは、4年という歳月でもそのクールさはそのまま…と思いきや刹那と同じく、“仲間” という存在によって変化が生まれていた。
永田は決戦から今日までのティエリアの微細な心情を映し出しながら、細かな動きと表情で性別を超越した淡麗さで魅せる。

前作では刹那、アレルヤ、ロックオン、ティエリアの4人に焦点が当てられていたが、本作では沙慈や恋人のルイス・ハレヴィ(本西彩希帆)はもちろんのこと、登場する人物たちすべての背景や織りなす人間ドラマに触れられており、原作アニメのいいとこ取りといったところ。
同時にオリジナリティにも溢れており、4年の間に彼らの心身がどのようにして成長してきたのかをそれぞれの描写から感じ取ることができ、より各人のキャラクター性や魅力を際立たせている。

前公演の初日、「新たな演劇表現への挑戦だ」と大きな話題を呼んだモビルスーツでの戦闘シーンは、本作でついに大成したといっても過言ではないとのこと。
コクピット上での殺陣シーンも大幅に増えており、ビームサーベルの太刀筋やガンシューティングなど、マイスターとパイロットの特性や機体性能までを細かく体現しているという。
他では決して見ることのできない機体同士の激突シーンなど、見応え溢れる舞台となっている。

たった一回の公演を実現するのでさえ容易ではない時代。
しかし、これにより一層増したカンパニーの熱量とチームワーク、演劇が秘める力、すべてを注ぎ込みながら開幕した舞台『機動戦士ガンダム00-破壊による 覚醒-Re:(in)novation 』 。
板に立つキャストからも、力強い、この作品にかける熱い思いが語られているので、ぜひコメントをチェックしていただきたい。
舞台オリジナルキャラクターのイース・イースター(深澤大河)を迎え、2022年2月14日(月)まで上演予定。
その目で新たなガンダムを確かめてみてはいかがだろうか。

☆舞台『機動戦士ガンダム00』イメージカットなどをみる(写真23点)>>>


(C)創通・サンライズ

アニメージュプラス編集部

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