• 『オッドタクシー』プロデューサーが語る作品の魅力や制作の裏側
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2022.01.26

『オッドタクシー』プロデューサーが語る作品の魅力や制作の裏側

(C)P.I.C.S. / 映画小戸川交通パートナーズ

2021年4月より放送され、2022年には映画化も決定しているアニメ『オッドタクシー』。この度、本作に携わるポニーキャニオンのアニメクリエイティブ本部・伊藤裕史と中沢莉奈のインタビューが到着した。

『オッドタクシー』は、脚本を『セトウツミ』などの此元和津也、音楽をPUNPEE・VaVa・OMSBが担当するオリジナルアニメ。花江夏樹演じる41歳のタクシードライバー・小戸川が乗せるクセのある客たちとのやりとりが、一人の少女の失踪につながっていくというサスペンスで、本編は現在、Amazon Prime Videoで見放題独占配信されている。
放送終了後に行われた「Blu-ray BOXプロジェクト」は予想以上の受注数となる6038セットを記録。そして、2022年4月1日には『映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ』が公開される。

そんなアニメ『オッドタクシー』の人気の裏側に迫るべく、本作に携わるポニーキャニオンのアニメクリエイティブ本部・伊藤裕史と中沢莉奈にインタビューを敢行! ここでしか聞けない裏話や映画版の製作状況など、ファンならずとも必見の内容をお届けする。

◆最終回の大反響に驚き! プロデューサーが注目していたのは田中が活躍したあの回!!

——まず、『オッドタクシー』にて、伊藤さんはプロデューサー、中沢さんはアソシエイトプロデューサーとして、どのような業務を担当されているのでしょうか?

伊藤 僕は、作品全体をビジネス面でどう運用していくかを考えたりして、中沢が現場業務を実行してくれていました。

中沢 そうですね。キャストが声を入れるアフレコ、映像に効果音などを付けるダビング、最終的な映像をチェックしたりするビデオ編集の現場に立ち会いました。


——本作は放送中から現在に至るまで、様々な推察などで盛り上がりをみせていますが、その状況についておふたりの率直な感想は?

中沢 脚本を読んだときから、ミステリー作品としてクオリティが高いと思っていました。考察で盛り上がるだろうと予想はしていたので、そのとおりになって嬉しかったです。意外だったのは、第4話「田中革命」をきっかけに徐々に盛り上がると思っていたのですが、圧倒的に最終回(第13話「どちらまで?」)終了後の反響が大きかったのでビックリしました。あと、著名人の方々が発信してくださったりと、音楽やお笑いなどのファンの方にも口コミで広がって、作品の力を感じましたね。

伊藤 僕も第4話から来ると予想していたんですけどね。プロデューサーとしては、今の時代の理想的な当たり方をしたなと。SNSや口コミはもちろん、Amazon Prime Videoでいつでも観られる状況だったからこそヒットしたと思っています。


——と言いますと?

伊藤 昔は最終回で盛り上がっても、DVDやレンタルなどでしか追いかけられない時代だったと思いますが、今は放送終了後でも気になった方は、Amazon Prime Videoなどで全話観て追いつけるので、その環境が口コミに繋がったと思います。

>>>場面カットほかを全て見る(写真8点)

(C)P.I.C.S. / 映画小戸川交通パートナーズ

アニメージュプラス編集部

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