• 『ウルトラマンA』ファン必見! TACメカの魅力に迫る写真集が誕生
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2022.01.20

『ウルトラマンA』ファン必見! TACメカの魅力に迫る写真集が誕生

個性的なTACメカの魅力を楽しめる1冊となりそうだ(C)円谷プロ

『ウルトラマンA』放送50周年を記念して3月に発売される書籍『ウルトラマンA TAC超兵器写真集』は、ヒーローや怪獣という人気キャラクターではなく作中に登場するスーパーメカにスポットを当てた異色の写真集だ。
野心的企画となる本作はいかにして生まれたのか、その経緯や見どころについて、本書の企画・編著者である高島幹雄さんにお話を伺った。

――本作の企画はどういうところから?

高島 復刊ドットコムの受注限定生産アイテム『【星光子直筆サイン入り】『ウルトラマンA』放送50周年記念 南夕子ポスター』の写真を選ぶ時に『ウルトラマンA』のスチール写真を全部見させて頂いたのですが、その中にこれまで見たことのないTACのメカ・超兵器の写真が多く残っていたのを確認したことです。
今までウルトラマンシリーズのメカをテーマにしたムック本は少なからず出ていましたが、この時代のウルトラマンシリーズ1作品の超兵器・メカだけの写真集というのは無かったと思いますし、この機に『A』超兵器のスチール写真をまとめるべきだ、と思いました。

その言葉どおり、本書には『A』に登場する超獣攻撃隊・TAC(Terrible-monster Attacking Crew)が誇る超兵器――タックファルコン、タックアロー、タックスペース、ダックビル、タックパンサー、タックガンなど、ユニークなデザインでファンを魅了する設定写真、ウルトラマンA・超獣と共に活躍する貴重な場面写真ほかが収録される。

――今回の写真集の見どころはどんなところにありますか?

高島 普通のムック本の場合、メカのプロップ(小道具、ミニチュア)の多くは1ページか2ページにまとまって、各機小さく掲載されています。また掲載時には機体の周囲、背景をほぼトリミングした形で掲載されていました。
しかし、今回は可能な限りトリミングをせず、出来るだけ1カットを1ページ、もしくは見開きで掲載するなど贅沢な誌面の使い方をした構成で作りたいと考えています。撮影時の記録としては勿論のこと、大きく掲載することで細かい部分も確認できるので、新しい発見もあるかと思います。
あと普通の写真集なら掲載を見送ると思われる被写体、あるいは背景がブレているカットもいくつか掲載する予定です。例えば、ブレて写ったタックファルコンの飛行シーン。操演の速さにカメラのシャッタースピードが追いつかなかったものと推測しますが、これはこれで撮影現場の臨場感を伝える内容となっているのでアリかな、と。

たくさんのこだわりを持って作られた書籍、今回は『A』メカのみの収録となったが……。

高島 この本のセールス状況が良ければ、メカの写真が豊富に残っている作品の超兵器だけのスチール写真集を記念出版に限らず作ることができるかもしれません。今後も続けていければよいな、と個人的には思っています。

本作がファンにとって新たな扉を開く1冊となるか、今後も要注目だ。

>>>掲載予定のTACメカ写真サンプルを見る(写真7点)

(C)円谷プロ

アニメージュプラス編集部

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