──では、ここからミニアルバムの収録曲についてもお聞かせ下さい。2曲目の『silly silly silly』はどんな曲でしょうか?村上 『フォーチュンテラー』とはまた全然違う雰囲気のかっこいい曲なんですが、音を繋げたまま音程を下げる「フォール」という技術をたくさん使っていて。とても難しくて苦戦しました。
田中 私もフォールには苦戦したんですけど、キーは低めということもあって、私の音域的にはすごく歌いやすかったです。割とノリノリでレコーディングできました。
村上 歌詞がすごく私に刺さって……中学時代とかを思い出して、ちょっと泣いちゃいました。
田中 確かに、思春期時代を思い出す歌詞ではありましたね。
村上 ラストの歌詞もかっこよくて。強い自分になれる曲だなって。
田中 この曲を歌っている時は「私についてきなよ!」みたいな気持ちになるんです(笑)。
──続いては『リブラ』。
田中 こういう激しいイメージの曲は、やっぱり好きだなって改めて感じました。レコーディングでは「ライブはこの曲でお客さんと手を回しながら一緒に盛り上がりたいな」と思いながら、私たちも手を回しながら歌いました。
村上 歌詞もいじらしいし、みんなも「かわいい」って思ってくれるんじゃないかな。
──4曲目はバースデーソングの『HAPPY NACHERRY BIRTHDAY』。
田中 音源ができた時になっちゃんと一緒に聴いたんですけど、「絶対いいじゃん。ちょっと泣ける系きましたか」と。歌詞を見たらバースデーソングだったので、お互いに向けて歌える曲だなって思いました。
村上 レコーディングの時は、田中に向けて歌おうと思いました。
田中 嬉しいことを……私もなっちゃんを思い浮かべて歌っています。
村上 ありがとう(笑)。ぜひ誕生日に聴いて、私たちからお祝いされている気持ちになってもらえたらいいなと思いました。
田中 あと最後のガヤの収録はすごく頑張ったよね。何人もいるように聴こえるんですけど、じつは私たち二人なんですよ。
村上 一生懸命頑張りました(笑)。
──最後の収録曲は『パールを落としたマーメイド』。
村上 私、この曲が一番好きかも。「またかよ」と思われるかもしれないけど、完成した私たちの歌声でこの曲を聴いている時にボロボロ泣いちゃって。
田中 泣いちゃうよね。
村上 この曲って、お母さんの優しさに包まれるような感じがある曲なんですよ。田中のパートの「泣かなくていいよ」ってところなんかも、そんなイメージがあって。
田中 私、お母さんなの(笑)?
村上 そんな優しさに包まれながら「前を向いていこう」って思えるようになる曲なんですよね。聴いてくださった皆さんがどう感じるのか気になります。
──また『フォーチュンテラー』のMVがすごく楽しい映像に仕上がっていますね。
村上 MV撮影も初体験ということで、撮り方が全然分からなくてオタオタしました。
田中 私たちが想像していた撮影の仕方じゃなかったんですよ。そんな困惑した表情が最初のうちは顔に出ていたと思います(笑)。
村上 めっちゃ戸惑ってたよね。今回のミニアルバムの完全数量生産限定盤には、メイキングの映像も付いているので見てほしいんですけど、最初は口開けて「え?」みたいな感じで(笑)。でもそのうち楽しくなっていった感じです。セットもかわいかったよね。
田中 なっちゃんとは普通に友達なので、お仕事というより友達と楽しいことしに来てるという感じでした。今回でMV撮影の様子が分かったので、早く次のMVを撮ってみたいですね。
──このミニアルバムを引っ提げて、3月にはライブイベントが予定されています。
村上 とにかく楽しいイベントにしたいなって! でも緊張するなあ。
田中 緊張は絶対すると思うんです。でも「なっちゃんがいるから大丈夫」だなって。
村上 そうそう、私も田中がいるから安心だよ。
田中 お客さんを巻き込むテンションで、NACHERRYらしいかわいくてはじけたライブをやりたいなと思います。来てくださった方に「あのNACHERRYの始まりとなるライブに行ったんだ」って、あとから誇りに思ってもらえるような、そんなライブにすることができたら嬉しいですよね。
村上 初々しさもあるとは思いますが、私たちなりに楽しい空間を作っていきたいと思いますので、ぜひ楽しみしていてください!
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