村上奈津実×田中ちえ美のユニットNACHERRYがキュートにロックを歌う！

村上奈津実さんと田中ちえ美さんが、「好きなものに真っ直ぐな、遊び心を忘れない少女のように。ずっとずっと、ワクワクする」をコンセプトにしたユニット「NACHERRY」を結成。デビューミニアルバム『CANDY SUNDAY』に詰め込んだ思いについて、仕事でもプライベートでも仲良しなお二人に語っていただきました。

【Voice Feature：29　村上奈津実×田中ちえ美】

──まずはユニットの結成秘話をお聞かせください。

田中　ある日マネージャーさんからユニット結成のことを聞いてびっくりしました（笑）。

村上　私なんか、寝起きに電話で聞いたので夢か現実か分からなかったぐらい（笑）。でも「田中となら絶対に楽しいじゃん」と思っていたので、すごく嬉しかったです。

田中　なっちゃんとはもう出会って5年目ぐらいなんですけど、『ラブライブ！虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』のメンバーの中では一番最初に仲良くなったんです。もともと声優仲間でもあり、普通の友達でもある、みたいな関係性でしたし、アーティスト活動についても「いつかしてみたい」と話をしていたくらいだったので、とっても楽しみだなと思いました。

──そしてデビューミニアルバム『CANDY SUNDAY』が発売となりました。どんなアルバムになっているのでしょうか？

田中　いろんな種類のロックが楽しめる、おもちゃ箱のようなアルバムになりました。完成した音源を毎日聴いてるんですが、私たちNACHERRYというユニットのコンセプト通りにワクワクするような曲がいっぱいで、明るく前向きな気分になれるアルバムになったんじゃないかなと思っています。

村上　私も毎日聴いていて、どの曲も聴いている人の今まで生きてきたどこかのシーンに重なるところがあると思うんですよ。出来上がってみたら、人生とか生命力みたいなものが感じられるなって。楽曲に込められた思いを、皆さんにも感じてもらえたなら嬉しいです。

──アルバムタイトルはどのように決まったんでしょうか？

田中　NACHERRYらしいポップでかわいいタイトルにしようと、なっちゃんと候補をいろいろ考えたんです。でもなかなかしっくりこなくて……そんな時、友達に相談したところ『CANDY SUNDAY』というアイデアを出してくれまして。かわいくて楽しい単語で響きも素敵だし、NACHERRYと並べて「Y」が3つ並ぶのも面白いなと。

村上　田中から「『CANDY SUNDAY』ってどうかな？」と言われて、「いいじゃん！」ってなりました（笑）。かわいくてワクワクするような、素敵なアルバムタイトルになったと思います。

──リード曲は、先行配信シングルの『フォーチュンテラー』です。

村上　NACHERRYの方向性やユニットとしてのイメージを決めてくれた曲になりました。すごく疾走感があって、初めて聴いた時に「この曲は売れる」ってビビビときて。NACHERRYの自己紹介的な曲になったんじゃないかな。

田中　私はもともとロックが好きだったので、音源を聴いた時はこういうかっこいいロックな曲を歌えることがとても嬉しかったです。歌詞も、思春期の女の子の心情がたっぷりと詰め込まれていて、「なっちゃんと一緒にユニゾンで歌うとどうなるんだろう」ってすごくレコーディングが楽しみでした。

──実際のレコーディングはいかがでしたか？

村上　（田中に）めっちゃ緊張したよね？　プリプロ（プリプロダクション＝事前に簡易的なレコーディングを行うこと）が一番緊張したかな。

田中　「『プリプロ』って何ですか？」みたいなところからのスタートだったので（笑）。収録自体はスパッと終わったなという印象で、逆に不安だったんですけど、なっちゃんが「大丈夫、ちゃんとできてたよ」と言ってくれたので安心できました。

村上　私としては、田中の次に歌うのが一番の緊張ポイントでしたね。すごいクオリティのものを出してくるから、「どうしよう」って思いながらも精いっぱい歌いました。

──完成した曲を聴いてみていかがでしたか？

村上　もう泣きそうになっちゃいました。

田中　キャラクターでなく、自分自身として歌うのはNACHERRYが初めてだったので、とても嬉しかったし、二人の声が重なるところもとても素敵に聴こえて。

村上　「かっこいいじゃん」ってね。

田中　「田中の歌声、すごくいいよ」と言ってくれたのは、すごく嬉しかったです。お互いがお互いの歌声に助けられていることを感じました。