• 三木眞一郎が語る『リーマンズクラブ』バディ榎木淳弥との信頼関係
  • 三木眞一郎が語る『リーマンズクラブ』バディ榎木淳弥との信頼関係
2022.01.12

三木眞一郎が語る『リーマンズクラブ』バディ榎木淳弥との信頼関係

宮澄建役を演じる三木眞一郎さん 撮影/大山雅夫

バドミントンの実業団選手を題材に、サラリーマンの日常とスポーツ選手のドラマという異なる2面を描いたオリジナルTVアニメ『リーマンズクラブ』が、1月22日から放送される。
本作で、主人公・白鳥尊のバディとなる宮澄建役を務める三木眞一郎さんに、アフレコ秘話や共演する榎木淳弥さんとのやり取り、自身の芝居への向き合い方などを伺いました。

【Voice Feature:26 三木眞一郎】

――『リーマンズクラブ』は実業団のバドミントン選手に焦点を当てた作品ですが、最初にコンセプトを聞いた時はどんな印象を抱かれましたか?

三木 プロスポーツや学生のスポーツは、過去にも目にしてきたことがあったんですけれど、実業団という部分でのスポーツものはこれまで触れてこなかったので、新しい試みというか切り口だなと思いましたね。

――確かに新鮮な印象を受けました。

三木 通常、僕たちは実業団選手の試合の姿しか見ることができないじゃないですか。でもこの作品を通して、選手にも営業や企画など色々な部署の人がいて、みんな社会人としての生活を送りつつ、仕事の後にスポーツをやっているんだと改めて知ることができたんです。そういうところまで追いかけた作品を観たことがなかったので、すごく新しいなと。

――三木さんご自身はバドミントンのご経験は?

三木 小さい頃は身近なスポーツとしてやっていましたが、本格的にはしていないです。でも、元々同じくテンポ感のあるスポーツのテニスが好きなこともあって、気にはなっていました。機会があればちゃんとやってみたいなと。でも、やるんだったら体が動く今の内にやっておかないとですよね(笑)。

――ちなみに学生時代はどんなスポーツを?

三木 中学の時は部活動でアマチュア無線と合気道をやっていたのと、初代タイガーマスクに憧れて電柱に向かって夜な夜なローリング・ソバットをはなっていましたね(笑)。「タイガーマスクを倒すのは俺だ!」って、ひたすら一人で体を鍛えていた思い出があります。あと、高校卒業後にはテニススクールに一カ月ほど集中的に通いました。

――先ほどお好きという話が出ていましたよね。

三木 当時、バイクのレーサーになりたかったんです。レースバイクってシートにあまり座らず、前屈みでハンドルにしがみついた体勢になりながら、右手でアクセルとフロントブレーキを操作する。更に反射神経も必要ですから、握力と瞬発力が必要なテニスと、使う筋肉がほぼ一緒かもしれないなと思って。それで1カ月位毎日通っていたんです。「もうちょっと詰めて練習したら、コーチで食える」って言われましたよ(笑)。

――それはすごい、三木コーチ誕生の可能性があったかもしれないですね(笑)。今回声を当ててみて、バドミントンに対する印象は変わったりしましたか?

三木 経験者に聞くとやっぱりハードなスポーツで、慣れない人がすると吐くほど疲れるらしくて……。とはいえ、どんなスポーツでもそうなんですが、僕らは普段、頂点に立つ人たちしか見ないじゃないですか。だからいかにもスマートにこなしているように見えるわけです。今作も実業団選手ですから、その意味では呼吸をゼーハーし過ぎないなど、初心者感を全部省いていくというということをしました。

――三木さんが演じる宮澄建については、どんな印象を?

三木 面倒見も人当たりも良い、相手の立場に立ってものを考えられる人だなと思っています。『リーマンズクラブ』はオリジナル作品で原作がある訳じゃないのですが、事前に彼の家族構成や生い立ち、バドミントンのプレースタイルなどが事細かに書かれている資料をいただいたんです。ここまでの資料をいただくことはあまりないので感謝しつつ、その内容を落とし込んでいくことで、今の彼になっていきました。

――そういう設定資料が出てくるのはオリジナル作品ならでは?

三木 作品に寄りますね。当然、監督や脚本家の方には共有されているんでしょうけど、全部が全部こっちに落ちてくる訳ではないので。ディスカッションしながら作っていく場合もありますが、資料のあるなしでディスカッションの濃さも変わりますよね。そういう意味で、細かい資料があるのはすごく有難いんです。

――ディスカッションではどんなやり取りが?

三木 建君だったらこのくらい相手に寄り添うかな、とやったことに対して、「そこまで寄り過ぎなくていいです」と指示されたことはありましたね。あとは先程もお話したように、プレーの部分はどの程度にするのか相談しながら作っていきました。

(C)Team SMC/サンライトビバレッジ広報部

アニメージュプラス編集部

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