• 榎木淳弥がバドミントンと会社員の二刀流に挑む『リーマンズクラブ』
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2022.01.05

榎木淳弥がバドミントンと会社員の二刀流に挑む『リーマンズクラブ』

白鳥尊役を演じる榎木淳弥さん。 撮影/大山雅夫

バドミントンの実業団選手を題材に、サラリーマンの日常とスポーツ選手のドラマという異なる2面を描いたオリジナルTVアニメ『リーマンズクラブ』が、2022年1月22日から放送される。本作の主人公である天才バドミントン選手・白鳥尊役を演じる榎木淳弥さんに作品の魅力やアフレコ秘話、共演する三木眞一郎さんとのやり取り、ご自身のスポーツ経験などを伺いました。

【Voice Feature:25 榎木淳弥】

――『リーマンズクラブ』は実業団のバドミントン選手に焦点を当てた作品ですが、最初にコンセプトを聞いた時はどんな印象を抱かれましたか?

榎木 学生の部活を舞台にしたスポーツものは多いと思うのですが、今作のように会社員をやりつつスポーツに打ち込む実業団選手を題材にした作品には触れたことがなかったので、スポーツと会社員生活、どちらの面も描けて面白そうだなという印象を抱きました。

――榎木さんご自身はバドミントンのご経験は?

榎木 学生時代に体育の授業でやったくらいで、あまり触れてこなかったですね。シャトルを相手に返すくらいはできますけど、得意ではないです。

――作品で久しぶりにバドミントンに触れてみて、いかがでしたか?

榎木 学生時代は素人同士のバドミントンだったので分からなかったのですが、プロはスピード感が全然違う! 自分が想像していたバドミントンとはテンポ感が全く違いましたね。

――出演にあたって、試合を見たりもされたのでしょうか?

榎木 そうですね。プロの試合を見たり、台本に出てくるバドミントンの専門用語を調べたりしました。

――ちなみに今回はバドミントンをテーマにした作品ですが、ご自身が熱中していたスポーツはありますか?

榎木 剣道と野球をやっていました。剣道は高校生から大学生まで。大学を中退しているので実質は5年くらいですね。

――大学まで続けられたということは、かなり真剣に取り組まれていたんですね。

榎木 「何かスポーツはやりたいな」くらいの気持ちだったので、そこまででもないんですが(笑)、小・中学校も野球をずっとしていたので、その延長線上で剣道を始めた感じです。僕の中にスポーツを辞めるという選択肢がなかったんですよね。

――ずっと続けてこられたスポーツで、身に付いたなと感じるものはなんでしょうか?

榎木 まず健康になりましたね。僕、喘息をもっているんですけど、ほぼ出なくなりましたし。あとは、大変な練習を耐える忍耐力というか我慢強さは身に付いたと思います。

――今回の白鳥尊役はオーディションで決まったとのことですが、当初このキャラにどんな印象をおもちでしたか?

榎木 尊は元々、天才と言われていたんですけれど、物語の序盤で挫折してチーム(サンライトビバレッジ)に移ってくるんです。バドミントンにかける思いが熱い一方で過去の体験からのトラウマがあったりして、強さと脆さが極端にあるキャラクターだなと思いました。

――役作りはどのように進めていったのでしょうか?

榎木 まずは自分が思ったイメージで、実際に現場でやってみました。その際、シーンごとに「もうちょっとここのセリフはこういう風に言ってほしい」というのはありましたが、根っこの部分から直してほしいというのはなかったですね。

――榎木さんのイメージが活かされているわけですね。

榎木 そうですね。スムーズに進んでいると思います。

――実業団スポーツ選手を演じるにあたり、何か意識していたことはありますか。部活のスポーツとは違った部分があると思うのですが……。

榎木 プロのバドミントンの試合は、シャトルを打つ時もほとんど声が出ないみたいで、出ても微かに出る程度らしいんです。この作品も実業団選手ということで実力がある人たちですから、アニメ的な息の音とかはそんなに入れていません。そこは、絵のパワーで表現してもらえるかなとも思って(笑)。

――プロの呼吸を追求されたということですね。

榎木 そうですね。もちろん、キャラクターがアップになったり、強いショットを打つ時とかは多少声や息を入れていますけど、それくらいですかね。何よりバドミントンの作画にかなり力が入っているので是非そこに注目していただきたいです。

(C)Team RMC/サンライトビバレッジ広報部

アニメージュプラス編集部

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