• 『からかい上手の高木さん3』高橋李依と梶裕貴が語る「変わらない」魅力
  • 『からかい上手の高木さん3』高橋李依と梶裕貴が語る「変わらない」魅力
2021.12.29

『からかい上手の高木さん3』高橋李依と梶裕貴が語る「変わらない」魅力

高木さん役・高橋李依さん(左)、西片役・梶裕貴さん(右)

ただのクラスメイトではないけれど、恋人同士でもない……そんな微妙な関係を保ちつつ中学校生活を送るあの二人が帰ってくる! TVアニメ第3期がいよいよスタート、劇場版も決定した『からかい上手の高木さん』の高木さん役・高橋李依さん、そして西片役・梶裕貴さんが改めて作品への思いやアフレコ秘話、今後の意気込みを語ってくれました!

【Voice Feature:24 高橋李依×梶裕貴】

――TVシリーズ第3期、そして劇場版制作が決定したと聞いた時の気持ちを聞かせてください。

高橋 じつは事前にマネージャーさんからふわっと聞いていたので、自分が喜ぶというより、「高木さんファンの皆さんにどうやって伝えて驚かそうか」と仕掛ける側に回ってしまった感じがありました。ほかの現場でスタッフさんから「『高木さん』観たよ」と声をかけていただけることも多かったのですが、劇場版決定というニュースもあって、ずっと「今は言えない……」と思っていました。

 僕も、別作品の現場で監督やプロデューサーさんとお会いした時なんかに「3期やれそうですよ!」みたいなお話はじわじわと耳にしていて(笑)。でも、実際に決定のご連絡をいただいた時は、やっぱりすごく嬉しかったですね! 日常を描いている作品ということもあり、このまま自分の声優人生においてのライフワークのようになっていってくれたら幸せです。
映画に関しては、僕はまったく知らなかったので……3期のアフレコが始まり、現場でお聞きして本当に驚きましたね! 『高木さん』を劇場版にするとどんな雰囲気になるのか想像がつかない分、今からとても楽しみです。

――第1期から演じてきて、キャラクターに変化は感じましたか?

 変わらないところがこの作品の良さかなと。とはいえ、西片と高木さんの距離感が少しずつ近づいていることは、シナリオや演出からも明らか。第3期では、さらにもう少しだけ近づく描写もあるので、楽しみにお待ちいただければと。演じる上では最初から変わらず、いかに“上手にからかわれるか”につきますね。誰からも愛される西片を演じられればと意識しています。

高橋 第3期は物語の時間軸が進んでいることもあって、心理的にも物理的にも距離が近づいたり、ちょっと攻めたセリフがあったりします。その分、声色でも距離を縮めてしまうと、トータルの表現としてオーバーになってしまうのではと感じるシーンもありまして。演技としてはいつもの高木さんを心がけています。

――お互いのキャラクターについて、魅力的だと思うポイントは?

高橋 西片の魅力? 魅力しかないです。全部魅力なんですけれど(笑)。

 そうだね! あらゆる面で魅力的な作品だと感じています。高木さんの一番好きなところは、その一途さ。基本、西片以外には塩対応な気がしています(笑)。大人からすると、「中学生にして、なんて上手に異性を転がすんだろう!?」なんて思う部分もありますが(笑)。西片のクリティカルヒットに対して、ほんの一瞬だけ素を見せてしまうあたりが本当に可愛いらしいし、微笑ましいんですよね。“西片だけに”というのがポイントかと。

高橋 西片もいろいろな魅力が詰まっている子だなと思うんですが、あえて一つ挙げるとすれば、一所懸命なところが大好きです。何をするにも考え抜いて最善の一手をとるんだけど、そこがからかわれ上手につながっているんですよね。高木さんとの勝負だけでなく、関係性についても考え抜いて「これだけは伝えよう」と夏祭りに誘ったりもする……全てが一所懸命、考えた末の行動だからこそ全部が愛おしくなるんです。

――第1~2期を振り返って、印象に残っているシーンやエピソードを教えてください。

高橋 私は、第2期9話の「お悩み」というエピソードで、高木さんがいつもと調子が違うことに西片が気づくところが好きなんです。

 分かる分かる。たまにある、クリティカル回ね。西片の中でも、すっかり高木さんが特別な存在になっているのが伝わってきてキュンとします。

高橋 気持ちがちゃんと届いているのが、めちゃくちゃ嬉しいんです。

 あれだけずっと一緒にいれば、そりゃあね!と思ったりもしますが(笑)、僕にとってももちろん印象的です。
個人的には、第2期最終回の「夏祭り」のエピソードもたまりません。原作よりも、少しだけ進んだ関係性になる演出でしたよね。西片が男として一歩踏み出す瞬間にグッときました。

(C)2022 山本崇一朗・小学館/からかい上手の高木さん3製作委員会

アニメージュプラス編集部

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