• 鈴木崚汰・花江夏樹を魅了したアニメ『錆喰いビスコ』の世界観
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2022.01.19

鈴木崚汰・花江夏樹を魅了したアニメ『錆喰いビスコ』の世界観

(C)2021 瘤久保慎司/KADOKAWA/錆喰いビスコ製作委員会

1月10日より放送を開始したTVアニメ『錆喰いビスコ』。すべてを錆びつかせる「錆び風」によって侵され、文明が崩壊してしまった未来の日本を舞台に少年たちが暴れまわる、瘤久保慎司氏によるライトノベルが原作となった冒険譚だ。
今回アニメージュプラス編集部では、タッグを組むことになる赤星ビスコ役の鈴木崚汰さんと猫柳ミロ役の花江夏樹さんにインタビューを実施(全2回)! 後編となる今回は、お互いの演技の印象、そして作品の様々な魅力について語ってもらいました。

【Voice Feature:28 鈴木崚汰&花江夏樹】

――お二人がお互いのキャスティングを知った時の印象はいかがでしたか。鈴木さんは花江さんが相棒になった訳ですが……。

鈴木 いや~もう、心強いですよね。僕がこの業界に入る前から観ていた作品の主人公もされているような先輩なので、そんな方が僕と掛け合ってくれるなら、何も怖いものはないなと。花江さんに付いていけるように精一杯やっていこうと思っていました。

――安心する気持ちが強かった?

鈴木 安心もしましたし、花江さんとアニメでしっかり掛け合うのは初めてだったので、その嬉しさも大きかったです。

――花江さんはいかがでしたか?

花江 ビスコって、僕の中でなかなかイメージがついていなかったんですよ。誰が演じるのかなーって。カロリーがいる作品だし、もしかしたら僕より先輩が演じてもおかしくないくらいのキャラクターだなと思っていたので、一体誰なんだろうというのがあって……。
そこで鈴木君だと聞いて「なるほどな」と。以前一度共演して少しお芝居の掛け合いをした際に、若いのに安定感があって、ムキムキで力強いパワーがあるなと思ったのを覚えていたので、鈴木君のビスコを想像したらピッタリだなと。そこからはアフレコで一緒になるのが楽しみでした。

――では、実際にアフレコでお互いの演技を確認した時には「この声だ!」という感じになりました?

鈴木 そうですね。間違いないなと思いました。

花江 なりました! 鈴木君がビスコの口調をちょっと荒っぽくしたりと、役を研究しているのも感じられたので、何の心配もいらないな、僕は気楽に付いていけばいいなと。

――実際に演じる中で改めて感じた『錆喰いビスコ』という作品の魅力についてもお聞かせください。

鈴木 荒廃している独特の世界観の中で強く生きている人間の姿、ですかね。キノコで戦ったり、医者として立ち向かったり色々な手段はあるんですけど、全員が錆と戦おうとしている姿が描かれている作品なんです。色々な人間がいて、色々な形の戦い方があるのは凄く面白いなと思います。
他にも、旅を通してビスコとミロが互いに友達としての愛を深くしていく姿も良いんですよ。無償の愛みたいなものに気付いていく二人の姿は魅力的なので、そこは是非注目してほしいです。

花江 特殊でキャッチーな設定の中でビスコとミロを中心に物語が進んでいくので、僕達とはかけ離れた世界の話に見えがちですが、実はこの現代に生きる我々が抱えている問題と置き換えられる部分が結構あると僕は思っていて。
物語の中でも、権力に屈して楽な方、楽な方へと逃げていく人の姿も描かれていますし、自分の信念を貫いて抗える、強くかっこいい人の姿も描かれています。きっと観た後に、自分ももっと頑張れるんじゃないかという気持ちにさせてくれる作品だと思うので、そこは魅力的ですよね。

――確かに魅力的な人物ばかりですよね。

花江 メインキャラだと数えるくらいしかいないですし、登場人物もそんなに多い訳ではないです。でもその分、一人一人にしっかりと焦点が当たっているので、そこが観ていてより感情移入しやすいというか応援したくなるような作品になっているんじゃないかと。とにかく、物語の厚さがめちゃくちゃある作品なので、是非ご覧いただいて、ビスコ達から勇気を貰ってほしいですね。

鈴木 あ! 魅力というか、楽しみにしていることがあります! 自分が原作を読んでいた時に、アニメでどう表現されるんだろうと思っていたのが、キノコの「ボグン!」という音なんですが、まだ自分もその効果音を聴いていないので、どうなっているのか凄く楽しみにしています。

(C)2021 瘤久保慎司/KADOKAWA/錆喰いビスコ製作委員会

アニメージュプラス編集部

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