• 柿原徹也が最新ミニアルバムに詰め込んだ魅惑の「ネガティブ」
  • 柿原徹也が最新ミニアルバムに詰め込んだ魅惑の「ネガティブ」
2021.12.22

柿原徹也が最新ミニアルバムに詰め込んだ魅惑の「ネガティブ」

(C) Kiramune Project

柿原徹也さんが1年半ぶりにミニアルバム『DON’T LET MI KNOW』を自身の誕生日である12月24日にリリースする。今まで数多くの楽曲を柿原さんに提供してきた佐伯youthKさんが音楽プロデューサーとしてガッチリとタッグを組んだ、新たな挑戦を感じる一作に仕上がった。アルバムに込めた思いや制作の裏側について、柿原さんに語っていただいた。

【Voice Feature:23 柿原徹也】

──今回のアルバムのコンセプトは?

柿原 今年でアーティスト活動が11年目となるんですが、今まで自分は割にポジティブな歌を歌ってきたと思っているんです。でもコロナ禍ももうすぐ3年目を迎えようとしている今この状況で、「大丈夫だよ」なんて歌っていても、僕の気持ちが皆さんに伝わるのかなと考えるようになりまして……。
そこで、今回はアルバムのテーマとしてあえて「ネガティブ」っていうワードを使わせてもらいました。今までの「俺に付いてこいよ!」という姿勢とひと味違って、時代に寄り添う “共感” を意識したアルバムになりました。

──本作は、佐伯youthKさんが収録曲全ての作詞作曲を担当されているところも注目ポイントですよね。

柿原 「一人のクリエイターにアルバム全てを任せてサウンド感を統一しよう」という話になったんですが、これまで一緒に仕事をしてきたクリエイターの中で唯一ネガティブな曲を書いてくるのが佐伯youthKでして(笑)。前から彼のプロデュースで何かやってみたかったこともあって、「じゃあ、今回一緒にやってみようか」と。

──強い信頼をもって佐伯youthKさんにお任せした、と?

柿原 そういう上から目線じゃなくて、どちらかというとお互い様同士というか、アーティストとクリエイターそれぞれが思ったことをキチンと言い合える感じでやりたかったんですね。「その歌い方、嫌だな」ってyouthKが言ってくることもあれば、こっちも歌詞の内容を見て「やってくれたな!」って言っちゃう(笑)、そんな信頼関係をこのアルバムを制作していた半年間で感じられました。それって、とても大切な時間だったと思っています。

──アルバムタイトルの由来についてお聞かせください。

柿原 アルバムタイトルについては毎回悩むんですが、リード曲の『ドミノ』からインスパイアしたタイトルにしてみました。言葉の響きを一緒にしたいな、といろいろ考えているうちに「DON’T LET ME KNOW」っていう言葉が浮かんできました。「ドレミノウ」→「ドミノ」みたいな感じで。「僕には教えないでくれ」っていう意味なんですが、「知りたくないものもあるんだよ」っていう思いも込めています。

──タイトルのMEの表記が「MI」になっているのはどのような意図で?

柿原 盛大な誤植……なわけないでしょう(笑)? その意味は、ぜひ皆さん考えてみてください。

アニメージュプラス編集部

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