• 伊藤美紀×植田佳奈が語る『マリア様がみてる』と出会えた喜び
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2021.12.20

伊藤美紀×植田佳奈が語る『マリア様がみてる』と出会えた喜び

(C)今野緒雪/集英社・山百合会


──当初は1期の1クールだけでのスタートだったと思うのですが、すごく息の長いシリーズになりました。

植田 『マリア様』は1クール単位で全4期でしたけど、アニメと並行してドラマCDもすごくたくさん、しっかりと作って頂いてたんですよ。それも合わせるとそれこそ4クール分以上やっていたなぁという感じがしてました。

──それだけ長く続いてくれたことは、やはり嬉しいですか?

植田 ええ、嬉しいです。

伊藤 自分の好きな作品が、観て下さる方が応援して下さって、その結果として続いていく。それはこの仕事をしていて最高の喜びですよね。本当に嬉しいことです。

──お二人のキャリアに於いて『マリア様』は、どのような作品になりますか?

植田 難しい質問ですね。お姉様(伊藤さん)は、パッと浮かびます?

伊藤 そうね……まず、作品自体は本当に「私の宝物」と一言で言えるんですけど、キャリアの中でいくと、私生活の話になって恐縮なのですが、子供を産んで少し仕事をセーブしていた時期があったんです。それが娘が小学校に上がった時に、またセーブすることなくお仕事を受けるようにしたんですね。

でももしかしたら、仕事を自分の意志で減らしていたので、今後は細々と声優を続けていく形になるかもしれないなって。そう考えてもいた時期に、思いがけず頂けた大きなお仕事だったんです。だからその意味では「第2の声優人生のスタート」みたいな作品なんですよ、実は。
▲『THE PLAYBACK』より、伊藤美紀さん。

植田 とにかく私の最初の代表作は、やっぱり『マリア様』だと思っているんです。これで私を知って下さった方は、すごくたくさんいて。そういうみなさんに知って頂けた作品が長く続いていたことは、私の中でも絶対に忘れられない、人から「代表作は何ですか?」と訊かれたら真っ先に名前が挙がる作品ですね。

──この作品に出会えて良かったことは?

植田 それはもういっぱいありすぎて、「全て!」って言いたいところなんですけど(笑)。その中でも、お姉様(伊藤さん)をはじめとして最高のキャストに出会えたことがあると思います。

『マリア様』という作品に出会えたこと自体が一番良かったことではあるんですけど、こんなにもキャラクターとキャストがリンクした作品はなかなかないですし。さらに『マリア様』のキャストのみんながこの作品を愛していて。未だ似合うと、すぐにその当時の空気に戻れるっていうのは、本当にこの作品ならではなんです。そうしたキャストのみんなとの出会いが、一番良かったことですね。

伊藤 まず、今野緒雪先生がこの作品を書いて下さったことに、本当にありがとうございますって言いたいです。そこから始まりますね。

作品のストーリーも大好きだし、今まさに祐巳(植田さん)が言ってくれたように、キャラとキャストの最高の組み合わせで。しかもあれだけみんなで一致団結して一つの方向に向かって、作品を作り上げていけたこと。全てが上手く行った作品だなぁと思うんです。

ですから私も「これ」と絞れないくらい「良かったこと」があります。音楽も含めた画面の雰囲気もとても素晴らしい仕上がりですから。本当に「全て」です。

>>>『THE PLAYBACK』トーク時の伊藤美紀さん、植田佳奈さんを見る(写真8点)

(C)今野緒雪/集英社・山百合会

アニメージュプラス編集部

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