• 『美しい彼』高野洸が萩原利久の「良いところ探し」に熱中
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2021.12.16

『美しい彼』高野洸が萩原利久の「良いところ探し」に熱中

高野洸さん 撮影/井上大輔

MBSドラマ特区枠にて現在放送中のTVドラマ『美しい彼』。本屋大賞受賞作家・凪良ゆうの人気小説を原作に、幼い頃から周囲になじめない “ぼっち” の高校生・平良一成(萩原利久)と、学校カーストの頂点 “キング” として君臨する清居奏(八木勇征)の初恋を丹念に描く、むずがゆくも甘酸っぱい青春ドラマだ。
平良に想いを寄せる大学の写真サークル仲間・小山和希を演じる高野洸さんに、原作の印象や役作り、撮影現場のエピソードについて語ってもらった。
▲写真サークルで出会った平良(右・萩原)に淡い想いを抱く和希(左・高野)。 

──まず原作を読まれての印象はいかがでしたか?

高野 キャラクター設定や関係性が面白かったです。言葉を選ばずに言うと、平良はいじめられていることを自覚していて、それが心情として綴られているところは辛いし悲しくなります。でも、それを助ける清居という存在と心を強くもって関わり続けているところが素敵だと思いました。続きが気になる展開で、一気に読み進めてしまいましたね。

――特に大学に入学してから、平良を取り巻く環境も変化していきます。特に小山との出会いは大きいものになりますね。

高野 彼との出会いで平良の感情がもう一つ生まれるというか……心の渦巻く様が読んでいてすごく面白かったです。僕から見ると、平良と清居が個性的なので小山はベーシックで一番人間味のあるキャラクターだな、という印象です。性格も日本人によくあるタイプというか(笑)、人のことを思うことができる素敵な人ですけれど、優しすぎてこちらが辛くなってしまうこともあるな、という感じがします。その一方でガツガツいこうとするところもあって……男同士だからこその感情のぶつかり合いやすれ違いに切なさを感じますね。ネタバレになるかもしれないのであまり言えませんが、とにかく「報われてほしい!」と思います(笑)。

──確かに、基本は良い子という印象が強いですが、清居に対しては別の顔を見せる面もありますよね。

高野 そこも小山の魅力の一つでもありますよね。平良からは裏表がない明るく振る舞う人物に見えても、意外と闇を抱えていることがあると思うんですよ。

──高野さんは、小山と共通・共感する部分はあるんでしょうか。

高野 実はいっぱいあるんですよ、会話の節々に「あ、自分もこんな感じかもなぁ」と思ったりして。高校時代は、一人でいたがる大人しめの子がいたら「友達になりたい」と思って積極的に話しかけにいくタイプでしたので。もっとも、小山が平良に話しかけたのは別の理由があったのかもしれませんが……。

(C)「美しい彼」製作委員会・MBS

アニメージュプラス編集部

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