• 関西のアニメファン必見『アニメージュとジブリ展』大阪うめだ展が開催
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2021.12.13

関西のアニメファン必見『アニメージュとジブリ展』大阪うめだ展が開催

(C)1984 Studio Ghibli・H

大阪・阪急うめだ本店9階の阪急うめだギャラリー、阪急うめだホールにて、現在『「アニメージュとジブリ展」一冊の雑誌からジブリは始まった』が開催中だ。
▲アニメージュの表紙・誌面と共に貴重な資料を楽しめる 原作:モンキー・パンチ(C)TMS

1978年に創刊され、現在もアニメーションの最前線を紹介し続けるアニメ専門誌『アニメージュ』。本展示はスタジオジブリの取締役プロデューサー・鈴木敏夫が同誌の編集者として活躍していた時期(1970年代末から1980年代)に焦点を当て、アニメがヤングカルチャーとして認識され始めた時代、『機動戦士ガンダム』の大ヒットにより質的にも量的にもアニメが大きく飛躍するブーム期、そして鈴木氏が後のジブリにつながる高畑勲・宮﨑駿両監督と繋がることで『風の谷のナウシカ』『天空の城ラピュタ』の製作に傾倒するまでの道のりを4つのエリアに分けて紹介していく。4月の松屋銀座展、6月~9月のみやぎ石巻展に続いて待望の関西初上陸、さらに本格的な大都市圏での開催となる。

オープニング前には宮﨑監督の『風の谷のナウシカ』ナウシカ役や『ルパン三世 カリオストロの城』クラリス役を演じた声優の島本須美さん、そして本展示の監修を務めるスタジオジブリ・高橋望さんによるギャラリートークが行われた。『ナウシカ』コーナーでは島本さんの「マスクが無いと生きられないという世界を、宮崎さんはいち早く予見されていた」という言葉を受けて高橋さんが「ナウシカは人だけではなく全ての生命を愛しましたが、そういう価値観は今だからこそ光る。今回の展示で改めてそう言う部分を感じてもらえれば」と語り、『機動戦士ガンダム』コーナーでは高橋さんが「アニメファンと作り手が出会った場所がアニメージュであり『ガンダム』だった。両者が盛り上げたアニメブームは、ある意味『ナウシカ』誕生のきっかけになったともいえる」と、両者の重要性を訴えた。

続く質疑応答で『ナウシカ』という作品の印象を訊ねられた島本さんは、「宮﨑さんと出会って2作目の作品ですが、初めての主役ということもあり自分にとって “原点” に立ち戻らせてもらえますし、今でもこうやって取り上げられることも多いので、忘れてはならない作品だと思います」と語った。
▲スタジオジブリ・高橋望さん(左)と島本須美さん (C)1984 Studio Ghibli・H

アニメージュプラス編集部

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