• 森久保祥太郎が20周年記念ライブ&最新配信シングルで迎えた新境地
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2021.12.15

森久保祥太郎が20周年記念ライブ&最新配信シングルで迎えた新境地

20周年記念ライブで熱唱する森久保祥太郎さん



──せっかくの機会ですので、20周年配信ライブについての感想もお聞かせください。

森久保 去年の配信ライブは目の前にお客さんがいる意識で臨みましたが、今年は配信で皆さんに僕らのアジト=ライブ会場を “覗き見” していただくスタイルを目指したんです。観客のフロア部分やバーカウンターもステージにしたり、会場の窓のカーテンを閉めずに夜景を見せたりと、ライブハウス全部を使った映像に特化した内容になりました。「無理かな」と思いつつ、やりたいことをいろいろリクエストしたらその願いを全部叶えていただいて(笑)、本当に贅沢なライブでした。

──スタートから驚きの映像が連発でしたものね。

森久保 はい、特に1曲目の『The Answer』は事前に撮ったストーリー性のある映像からシームレスに僕が会場入りして歌い始めるライブ映像に繋ぐという演出を狙いました。後で観直してみたら、自分でも映像とライブの繋ぎ目がわからなくて「ライブも事前収録だと思われたらどうしよう?」と心配になるくらいのハマりぶりでしたね。
僕自身もいろんな演出のアイデアを出させてもらいまして、カメラの画角やタイミング、ライブ中のメンバーの動きなど、こちらで全部決めさせてもらいました。すごく大変でしたが、映画を作っているような楽しみも感じました。

──リハーサル中には、まさかのアクシデントがあったらしいですね。

森久保 そうなんです、本番前のリハでぎっくり腰のような痛みが身体に走って動けなくなっちゃったんですよ。どうやら疲労で肋骨が固まったみたいで、歌おうとして横隔膜を広げると激痛が起こる危機的状況に陥ってしまったんです。
近くの病院に駆け込むと、その病院にゴッドハンドがいたので助かりました(笑)。マッサージと置き針をしてもらったら、奇跡のように復活を果たすことができたんです。

──そんな様々な苦労と挑戦を重ねたライブから、新たに得たものは何かありましたか。

森久保 ライブをやらせてもらったおかげで、漠然としていた自分のこれからのモチベーションが固まった感じがしています。今までは怒りや憤りといった「衝動」をモチベーションにして、一聴して「森久保だ!」と分かるサウンドを貫くことを大切にしていました。でも、今回のライブでそれが一段落したように感じたんですね。特に『瞬花繍灯』という曲を作ったことで、これまでのサウンドにこだわらず今の自然体の自分に出せるものを見つけてみようかなと思える、自分の中でひとつの区切りとなるライブになりました。
来年のライブはface to faceで皆さんに会いたいと思っていますので、その際にはぜひ会場に足を運んでほしいですね。

──では最後に、12月18日・19日に開催予定の配信ライブ『Original Entertainment Paradise -おれパラ- 2021~TERMINAL~』への意気込みをお願いします。

森久保 今回は両国以外の会場で開催される初の『おれパラ』になります。初日は増田俊樹君と梶原岳人君をゲストに迎えますが、俊樹は久しぶり、それも初のソロということでアーティスト性全開のステージに期待大です。梶原君も初参加ですが、彼のポテンシャルは十分にわかっているのでそちらも楽しみです。
去年の夏と年末に2回配信ライブをやったことで蓄積された、たくさんのノウハウやアイデアを散りばめた内容を目指していますが、特に2日目は両国じゃない場所でやるだけの意味がある……というか、「何じゃこれ?」というものになるんじゃないかな(笑)。去年とは一味違う『おれパラ』をお見せ出来ると思いますので、ぜひ楽しみにしていてください!

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アニメージュプラス編集部

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