• 森久保祥太郎が20周年記念ライブ&最新配信シングルで迎えた新境地
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2021.12.15

森久保祥太郎が20周年記念ライブ&最新配信シングルで迎えた新境地

20周年記念ライブで熱唱する森久保祥太郎さん

森久保祥太郎さんが、12月15日に配信シングル『瞬花繍灯(しゅんかしゅうとう)』をリリース。20年にわたるアーティスト活動の歩みを振り返るきっかけとなった新曲のメイキング、そしてひとつの区切りを感じたという20周年記念ライブについて熱く語ってもらいました。

【Voice Feature:22 森久保祥太郎】

──まず『瞬花繍灯』をリリースすることになった経緯からお聞かせください。

森久保 今年アーティスト活動20周年を迎えて、10月にその集大成となる記念ライブをさせていただいたんですが、そこで僕から皆さんに感謝の気持ちを届けたいと思って作ったのがこの曲になります。

──タイトルも印象的ですが、この曲にどんな思いを込められたのでしょうか。

森久保 自分のソロライブツアーに「心・裸・晩・唱(しんらばんしょう)」というタイトルを付けているんですが、今回の20周年記念ライブでは特別にアーティスト活動20年を包括するようなワードにしたいな、と考えました。言葉を選んでいく中で、時の流れを表現する「春夏秋冬」の当て字で「20年間の歴史の中で瞬いた小さな花火が、繍い合わされるようにまとまって今を灯してくれているよ」という意味を持つ「瞬花繍灯」という言葉が思い浮かびました。

ちょうどアニバーサリーライブを形にしていく作業の中で、いろいろと過去を振り返って感じたものが自分の中ですごく大きくなっていたこともあり、「その思いをこのまま曲にしよう!」と考えました。振り返ればいろいろあった20年でしたし、今後もきっとそうだと思うんです。でも、それすらも楽しめる心持ちでみんなと過ごしていけたらいいなと思いながら作った曲でもあるので、そんな僕の気持ちを皆さんも感じてくれたら嬉しいかな。

──作詞・作曲を森久保さん自らが手掛けていますが、制作は順調だったんでしょうか?

森久保 最初はさらなる20年先の未来へ向けたメッセージを皆さんに届ける歌詞にしようとしたんですが、これまでの歩みを思い返しつつ「今、自分が思うことはなんだろう?」という気持ちに切り替えた瞬間、一気に歌詞を書き上げることができました。
作曲面では「シンプルな構成を大事にしつつ、壮大な感じの曲にしたい」というイメージが頭にありました。今はまだ叶わないですけれど、ゆくゆくはライブでたくさんのオーディエンスと一緒になって掛け合いが成立するような内容になればいいな、と思いながら作っていきました。

あとアレンジに関しては、今までで一番リクエストが多かった曲かもしれないです。今回はかなり明確なビジョンがあったので、「こういうことを伝えたい」「こういう流れで世界観を構築していきたい」と、編曲の井上日徳さんにはいつも以上に具体的な要望を伝えさせてもらいました。20年一緒にやっている井上さんならバッチリ味付けを整えてくれると思っていましたので、そこは信頼してお任せした感じですね。

──今回の配信シングルは、音響面でのチャレンジもあるそうですね。

森久保 先日のライブ配信チケットを購入していただいた方は、無料ダウンロードで聴いていただける形になっていたんです。やはり同じものだと面白くなかろうということで、配信シングルのバージョンは360度の立体音響ミックス=空間オーディオに挑戦させてもらいました。僕にとっても初めての試みでして、ダウンロード版を持っている人でも全然違う感覚で聴いて楽しんでもらえるんじゃないかと思っています。

さらに今回は、これまで一緒にライブを作ってきた仲間である『おれパラ』メンバーの鈴村健一君と小野大輔君、寺島拓篤君に「ちょっと協力して」ってお願いして、曲のコール&レスポンス部分にあたるオーディエンスコーラスのパートに入ってもらいました。僕を含めた4人が、聴いている人の周りを囲んでいるようなサウンドとしてお届けしますので、ぜひ楽しみにしていてください。

──カップリング曲である『Freak Out』についてもお聞かせください。

森久保 一言で表現するなら「とてもはっちゃけた曲」(笑)。タイトルは「高揚させる」という意味なんですが、自分の作業スタジオに「Freak Out Studio」っていう名前を付けているくらい、僕がすごく大事にしている言葉なんです。
ライブでみんなと盛り上がって初めて完成する曲だと思っているので、有観客ライブの時にドカーンと騒げたらいいですね。こちらも空間オーディオのミックスを楽しめますよ。

アニメージュプラス編集部

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