• 入野自由5枚目のシングルは「新たなチャレンジを楽しむ」一枚に
  • 入野自由5枚目のシングルは「新たなチャレンジを楽しむ」一枚に
2021.12.01

入野自由5枚目のシングルは「新たなチャレンジを楽しむ」一枚に

5thシングル『CHEERS』をリリースした入野自由さん



──カップリング曲である『LIFE』はどのようにして生まれた曲ですか?

入野 リモートで打ち合わせをさせてもらったんですけど、入野自由に寄せてもらうのではなく、「PEARL CENTERさんのもっている味や “らしさ” を歌わせてください」とお伝えして作っていただきました。歌詞については、ザックリとしたテーマではあるんですが「歌うこと、作ること、演じることは、自分にとって生きることなんです」というお話をさせていただきまして、ニュアンスだけを伝えた上でそれを形にしていただきました。

──この曲のレコーディング時のエピソードは?

入野 この曲は最初にスタジオでプリプロ(プリプロダクション=事前に簡易的なレコーディングを行うこと)を録らせてもらったのですが、リズムやメロディがずっと変化球みたいな感じで(笑)。PEARL CENTERさんのいつものスタイルだと思うんですけど、僕からしたら意外なことばかりで、すごく大変でした。ライブで歌っている自分を想像した時「これは歌えないんじゃないか?」と思ったりもして(笑)。でも一旦身体に入ってしまうと、とても心地良い感じで、レコーディング本番ではあまり気張らずに楽曲にそのまま乗ることを意識しながら歌いました。

──『トワイライト』については?

入野 『トワイライト』はPEARL CENTERさんのちょっと暗めの楽曲を例に挙げて、その曲のような雰囲気も好きです、みたいな話をさせてもらった上で、PEARL CENTERさんにお任せして作っていただいた1曲になります。自分の中にない言葉やメロディラインばかりだったので、レコーディングでは曲にどれだけ自分がハマっていけるかということを考えながら歌いました。

──デジタル配信シングルとして先行リリースされた『April』も、extended ver.として収録されています。

入野 この『April』は、コロナ禍で舞台やライブが中止になってしまった時に、これを機にいろいろやってみようと一念発起して、自宅に録音スタジオ同様の環境を整えたんです。その収録機器を使って、佐伯ユウスケくん、シミズ(sooogood!)くんのアーティスト二人にアドバイスしてもらいながら、自分で作詞・作曲して作った曲です。当初は別のシングルに特典として付けようかという話もあったのですが、1回形にしてみようということで9月にデジタル配信でリリースさせてもらいました。

──extended ver.はデジタル配信版とどんなところが異なりますか?

入野 このextended ver.は、僕がこの曲をデモとして収録した時の音に近いもので、歌の前後に環境音が入っています。昨年『April』を制作している頃、見えるもの、聞こえてくるもの全てが素材だと感じていたので、何でも録音したり撮影したりしていました。外から聞こえる車が過ぎ去る音や、遊んでいる子どもたちの声、風の音。この曲の雰囲気にもマッチしていると思いました。そこで、ベランダに出てギターを弾いて、部屋に戻るまでというストーリーをイメージして、デモを作りました。リリックビデオがそのイメージです。配信時にはその環境音の部分をカットしていたので、改めて『extended ver.』として収録することにしました。

──全曲通して聴いてみて、ご自身ではどんな1枚になったと感じましたか?

入野 まずは完成して本当にホッとしています。作る前は何をやったらいいかずっと考えていて、スタッフさんから「どうする?」と聞かれても、「どうすればいいんでしょう?」としか言えないみたいな状態が続いていましたので(笑)。でも、制作が進む中でいろいろなものが見えてきて、自分の作ったものも一つ形になっていって……最後はTENDERさんとPEARL CENTERさんという素敵なアーティストに作っていただいた楽曲に引っ張ってもらって、僕の『April』もいいバランスで収録することができました。皆さんにも、僕の新しいチャレンジを詰め込んだ一枚として聴いていただけるものになったのは、よかったなと思っています。ぜひ楽しんでいただけたなら嬉しいですね。

>>>入野自由5thシングル『CHEERS』の画像を全て見る(写真2点)

アニメージュプラス編集部

RECOMMENDEDおすすめの記事

RELATED関連する記事

RANKING

人気記事