• 古川慎が癖強めな「渇望」のミニアルバムで伝えたかったこと
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2021.11.17

古川慎が癖強めな「渇望」のミニアルバムで伝えたかったこと

古川慎さん


――今回のミニアルバムのジャケット写真はどんなイメージで撮影されたのでしょうか?

古川 タイトルに合わせて、部屋の中で撮影しました。囚われている表現をしたかったので、鉄格子に見えるようなライティングを作っていただいたりして。「フレッシュ! 楽しい! カッコいい」みたいなものではなく、「つまらんなー、縛られているなー」という表情をしています。

――撮影自体は順調に?

古川 僕が寝不足で来た以外は順調でした(笑)。

――初回限定盤には4月のオンラインライブの映像も収録されますが、ライブはいかがでしたか?

古川 自分の楽曲をいざ自分で歌うとなると、やっぱりテンションが上がるもので。リハから全力を出し過ぎてしまって、「古川さんはライブのリハで全力を出し過ぎ」って言われました。なんなら別のライブの時から思われていたみたいです(笑)。結果、ライブ本番の最後のほうは、喉が大変という痛い勉強になりました。

あと、最後の『for fairytale』が印象深いです。オンラインライブで無観客だったのですが、スタッフの皆さんがご厚意でペンライトを持参して、僕の前で振ってくださったんです。お客さんは誰もいないはずなのに、揺れているペンライトが見えるという憎い演出をしてくださったおかげで、僕が泣いて泣いてしょうがないという悔しい事態が発生しまして。でも、その時の景色が本当に本当に綺麗で。もしこれで本当にお客さんがいたら、もっとぼろ泣きだったんだろうなと思います。とにかく、優しいご厚意に負けないように一生懸命歌いました。

――ライブ映像では、古川さんの泣き顔も確認できるかもしれないのですね。

古川 できれば、(アップでなく)引いた映像だと良いんですけどね……。

――最後になりますが、読者の方に向けてメッセージをお願いします。

古川 ミニアルバムを通して、「あなた」「君」という言葉が多く出てきますが、それは「こうなってほしかったと願う明日」であると読み解いていただけると、このミニアルバムの一貫性が伝わるのではないかと思います。『揺り籠とクローバー』はその明日が死んじゃったということですし、『夕凪をつれて』はその明日を待っている感じになっていますし、そのように歌詞を書きました。凄く展開力のあるアルバムになっていることは間違いないです。

どれもが癖強めなラインナップでお送りしておりますので、5曲中、1曲は突き刺さるようなものになっているのではと思います。前作のフルアルバムに比べると曲数は少ないですが、中身の濃厚さに関しては、負けず劣らずの内容になっておりますので、応援していただけると嬉しいです。宜しくお願いします!

>>>ミニアルバムのジャケット写真などを見る(写真4点)

<プロフィール>
古川 慎(ふるかわ まこと)
9月29日生まれ。トイズファクトリー所属。主な出演作は『ワンパンマン』(サイタマ)、『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』(白銀御行)、『憂国のモリアーティ』(シャーロック・ホームズ)ほか。

アニメージュプラス編集部

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