――12月26日にはラストライブが開催されます。ライブへの意気込みや楽しみにされていることなどをお聞かせください。
茅原 唄いたい曲が多すぎて、なかなかまとまらなくて大苦戦しました。さすがにこれだけあるとどうにもこうにも、すべての曲が私にとっては可愛い子どものような存在なので……。きっとファンのみんなにとっても思い入れのある楽曲はそれぞれだと思うし、とにかく悩みましたね。プロデューサーと話し合いながら着実に打順を決めていきました(笑)。
どの時代からも満遍なく聴いて楽しんでほしい……と思いつつ、公演時間に限りもあるので、どうやったら「茅原実里らしい」ライブを作ることができるのかって議論を続けながら、ようやくたどり着いたセットリストは、とっっっっても素敵です!! あまりにも濃ゆい内容なので、今から楽しみすぎて震え上がっています……(笑)。
だけど、ライブができるのは純粋に嬉しいです。本当に。もともとはCDをリリースする予定も、ライブをする予定もなかったのですが、みんなの「唄ってほしい」という強い願いが、私の心やチーム全体を確かな力で動かしてくれました。みんなの愛から生まれたものが『Re:Contact』です。色とりどりの楽曲をライブでも楽しんでもらえるように精一杯準備しますね。
私はライブをしている時間が一番好きなんです。嘘のない場所だし、私が生きてるって実感できる唯一の場所だから。だから最後なんだ……ってメソメソするよりも、とびっきりのパフォーマンスをみんなの目に焼き付けて、一緒にそれぞれの未来へ向かって元気よく出発したいです!
――これまでのアーティスト活動を応援してきたファンの皆さんへ、改めてメッセージをいただけますでしょうか。
茅原 2004年に声優、歌手としてデビューして活動していく中で、アニメソングを唄わせていただく機会が増えて出会いも広がり、本当に充実した日々を過ごさせていただきました。たくさんの音楽に触れて、人に触れて、見たことのない世界をたくさん見せてもらいました。
年内で歌手活動は休止することになりますが、これからも茅原実里の歌が聴きたくなったら、いつでも聴いてくださいね。これまでのすべてのご縁に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にどうもありがとうございました! ラストライブで会いましょう~!!