• 失われていた円谷英二初期作品『かぐや姫』上映会開催日時決定!
  • 失われていた円谷英二初期作品『かぐや姫』上映会開催日時決定!
2021.08.16

失われていた円谷英二初期作品『かぐや姫』上映会開催日時決定!

(C)円谷プロ

国立映画アーカイブでは、展覧会「生誕120年 円谷英二展」に関連し、円谷英二撮影の映画『かぐや姫』(1935年)を上映する。

映画『かぐや姫』は京都のJ.O.スタヂオによる、『百萬人の合唱』に続く第2回作品。『竹取物語』を翻案した日本的題材を、作曲家・箏曲家の宮城道雄と日本画家の松岡映丘が参加した音楽と美術で独自性を見せた音楽映画だ。
撮影を務めた円谷英二は松竹下加茂時代から有名なローキー撮影を基調に、スモークによる雰囲気作り、自身が開発を手掛けたクレーンの活用、そしてスクリーン・プロセスなど合成技術の導入と、キャメラマンとして蓄積してきた多様な撮影技術を発揮している。

そしてこの度、2015年にイギリスで発見された『かぐや姫』(国内公開1935年、監督:田中喜次、撮影:円谷英二)の海外向け短縮版(1936年作成)が、85年の時を経て日本へ里帰りを果たした。

本作の上映会は、2021年9月4日(土)1:30pm、3:45pm、7:15pm、5日(日)11:30am、2:15pm、5:15pmに国立映画アーカイブ 小ホール(地下1階)にて開催。8月27日(金)10:00amより、チケットぴあにて全上映回の前売指定席券(全席指定席、入替制)が販売される。

長らく失われていた『かぐや姫』は、『ゴジラ』『ウルトラマン』シリーズを生み出した、今年生誕120年を迎える “特撮の父” 円谷英二が撮影を手がけた初期作品。円谷氏の若き日の功績を伝える本作を鑑賞できる貴重な機会に注目だ!

また、2021年8月17日(火)-2021年11月23日(火・祝)の期間に国立映画アーカイブ 展示室(7階)にて開催される展覧会「生誕120年 円谷英二展」も是非上映会と合わせてチェックしてほしい。

(C)円谷プロ

アニメージュプラス編集部

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