• 「ポジティブさはおばあちゃん譲り」声優アーティスト熊田茜音の素顔
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2021.08.03

「ポジティブさはおばあちゃん譲り」声優アーティスト熊田茜音の素顔

8月4日にシングル『ココロハヤル』をリリースする熊田茜音さん


――MVも素敵なものになっているとか。

熊田 清涼飲料水のCMのような、爽やかで青春感のあるMVになっています。静岡のとある廃校で撮影したのですが、学生のキャストさん達にも参加してもらって、ドラマ仕立てにしてあるんです。私、屋上でMVを撮るのが夢だったのですが、叶いました! それに、その屋上からは海も見えたりして気分爽快でした。

――先程お話に出ていたダンスも披露されたり?

熊田 TikTok風のダンスを披露しています。そんなに難しくないので、是非皆さんにも覚えていただいて、ライブで一緒に踊りたいです。

――MV撮影で何か印象に残っていることはありますか?

熊田 朝から夕方まで撮っていたのですが、帰る時間は真っ暗になって。「廃校から10年も経つと何かいるのかな?」という話になり、肝試し感覚でスタッフさんと手を繋いで廊下を探検しました。途中、スタッフさんがドアを激しく叩いて驚かせてきたりして、ギャーギャー言いながら校舎を回って、楽しかったです。

――良い思い出になりますね(笑)。今回、アニメ『チート薬師のスローライフ』では、キャラクターのミナとしてもエンディング主題歌『マイニチカシマシファーマシー』を歌っていらっしゃいますよね。全く違う歌い方ですが、どんな風に歌い分けていらっしゃるんでしょうか?

熊田 それぞれ向き合い方が全く違うので、全く違う作業をしている気持ちになります。ミナとして歌う時は、心もミナとして歌っているので、自分は全然いないんです。私は最初に歌い始めたのがキャラクターソングなので、じつは熊田茜音として歌うほうが難しくて……。でも、どちらの経験もそれぞれ活きてくるので、今後も頑張っていきたいです! 『マイニチカシマシファーマシー』は、アニメを観てくださっている方なら、日常生活でふと聞きたくなる瞬間が必ずやってくるような楽しい楽曲になったと思っていますので、是非聞いてほしいです。

――今回の作品がお薬に関する話ということで、熊田さんにとっての常備薬的存在も教えていただけますか?

熊田 おばあちゃんですね。私、昔からおばあちゃん子で、今も一緒に住んでいるんです。私、自分でも思うくらいにすごくポジティブなのですが、それはおばあちゃんに由来していると思っています。例えば、おばあちゃんは今車椅子生活を送っていて、今まで歩けた自分との葛藤もあるはずなのに、「83歳まで生かしてもらってハッピー!」って言うくらいポジティブなんです。そんなおばあちゃんなので、私がお仕事で失敗して落ち込んで帰っても、「良い経験になったね。次に活かせるよ。一旦、一緒におせんべいでも食べよ」みたいに言ってくれるので、本当にホッとします。

――距離感が近くて、お友達みたいな関係ですね。

熊田 なんか感性が若いんですよね。ダメージジーンズとかも「かっこよくて良いね。私も履きたいわ」と言う人なので(笑)。一緒にいると自然と前向きになれる、大事な存在です。それに、おばあちゃんが言っていて良いなと思った言葉は意図的に真似したりしています。良いなと思った物をスッと取り入れられる自分でいたいなと思っています。

アニメージュプラス編集部

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