• 『シンカリオンZ』津田美波×鬼頭明里が少年を演じることを望んだ理由
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2021.05.28

『シンカリオンZ』津田美波×鬼頭明里が少年を演じることを望んだ理由

シンとアブト、二人のコンビネーションに注目! (C)プロジェクト シンカリオン・JR-HECWK/超進化研究所Z・TX

新幹線が巨大ロボに変形して平和を守るために戦う『新幹線変形ロボ シンカリオン』。シリーズ最新作となる『新幹線変形ロボ シンカリオンZ』はダブル主人公、そして在来線をモチーフとした武装強化車両「ザイライナー」との “Z合体” 機能を持つのが特徴となっている。

主人公である運転士・新多シン役の津田美波さんと整備士・碓氷アブト役の鬼頭明里さんにインタビュー、全2回掲載の前編は作品の見どころ・その意気込みなどをうかがった。
新多シン(演:津田美波)
碓氷アブト(演:鬼頭明里)

──まず『シンカリオンZ』への出演が決まった時のお気持ちは?

津田 個人的に「男の子役をやりたい」という気持ちがずっとありまして……自分自身、地声も割と低くて、ちょっと男の子っぽい所があったので。もちろん今までも演じたことはあるんですが、アニメの主人公としては初なので、とても嬉しかったです。

鬼頭 実は私も、がっつりメインで関わる男の子役というのをやったことがなくて、23年前くらいから「男の子役をやりたいです」というのを色んなところで言ってきたんです。その夢がかなって、しかも『シンカリオン』という人気作品に携わることができるなんて、すごくビックリしました。アブト役が決まった時は、マネージャーさんもすごく喜んでくれて、私もめちゃめちゃテンションが上がりました!

──お二人ともに少年役を望んでいたということですが、以前から憧れや魅力を感じていたのでしょうか。

津田 私が中学生の時に『テニスの王子様』のアニメが流行っていたり、あと『ワンピース』でも田中真弓さんがルフィを演じているのを観て、「女性でも男の子を演じられるんだ!」という憧れや尊敬があって「私もやりたい!」とずっと思っていました。

鬼頭 絶対になれないものになれたり、性別を超えられるのが声優という仕事の素晴らしいところだと思っているんです。あと、デビュー当時から声の低い所を使ってお芝居をするのが苦手だったんですが、男の子役を目指すようになってから自分なりに低い声でお芝居する練習や研究を重ねていたので、今回その成果を出せればいいなと。

──男の子を演じる際、どういう点に留意されていますか。

津田 やっぱり「気持ち」からだと思うんですよね。女の子の考え方は分かるんですけど、男の子はやはり違った部分が出てくるので、「自分は男の子だ」と自然に意識していくというか……音響監督さんには「男は腹で怒るけど女は頭で怒る」みたいなことも教えていただいたりして(笑)、毎回演じています。

──シンは見た通り、真っ直ぐな明るい少年というイメージ。

津田 はい、自分としては若干低めを狙ってはいますが、逆に作り過ぎてしまうと自然さが失われるというか……シンの場合は明るいキャラクターですし、あまり作りすぎない方がいいなと自分でも思うので、自分の地声に割と近いところで演じさせてもらっています。

──その一方、アブトは正反対のクールキャラですね。

鬼頭 割と落ち着いた子なので、クールでカッコいい感じのお芝居ができるように、と心がけています。『シンカリオンZ』では多くの女性の声優さんが少年の役を演じてられているんですが、ただ低い声を出すだけでなく、演じ方で少年っぽい声に聞こえるテクニックがそれぞれの役者さんにあるので、すごく勉強になる現場になっています。

(C)プロジェクト シンカリオン・JR-HECWK/超進化研究所Z・TX

アニメージュプラス編集部

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