• 頭脳警察 PANTA×A-10対談「大好きなアニメ・ゲーム・マンガを語ろう」
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2021.01.28

頭脳警察 PANTA×A-10対談「大好きなアニメ・ゲーム・マンガを語ろう」

左より『赫のグリモア』原作者A-10さん、頭脳警察 PANTAさん



――では、PANTAさんの一番好きなアニメは何ですか?

P やっぱり一番キタのは『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』かな。サイボーグの義体に憑依した “人形使い” に対して「単なる自己保存のプログラムにすぎん」と詰め寄った時「それを言うならあなたたちのDNAもまた自己保存のプログラムにすぎない」と返された言葉がショックでした。骨とか臓器までが人口のものに代えられる状況の中、人と機械の境はどこにあるのか、というテーマが自分の中にできたんですね。

自分のタイミングでほぼ同時に観ていた『エヴァンゲリオン』旧劇場版のラストで「ここにいてもいいの?」と訊くシンジにアスカが「気持ち悪い」って言って終わるラストと、この作品での新しい義体を与えられた素子がバトーに「ここにいてもいいんだぞ」と言われても「ネットは広大だわ」と返すラストが見事に好対照でしたし、あれは自分の中で大きかったですね。A-10さんもアニメはずいぶん観ていますよね?

A それなりに観てはいますけれど、新作は追い切れていない感じですね。話題の『鬼滅の刃』も数話しか観れていませんし……。

P 『鬼滅』ね! まだ観てないけど、いつか観なきゃいけないんだろうなァ。

A 『鬼滅』のヒット前から(原作者の)吾峠呼世晴さんの読み切り作品を雑誌から切り抜くほど惚れ込んでいたんです。「週刊少年ジャンプ」という媒体で考えると驚くくらい丁寧な作劇をされているのがもう羨ましくて。今の雑誌連載はスピード感が求められるので、主人公の成長劇に大きくページを割くのは難しいんですよ。でも、『鬼滅』は手を抜かずにそこをしっかりやっている。だからこそ、読者は炭治郎に強く共感できるんだと思うんですね。

P ということは『鬼滅』はおススメ?

A おススメします! ゲームはどこからハマったんですか。

P 『ドラゴンクエスト2』かな。女の子に教えてもらって、そこから入ったんですね。後で遡って前作もやったし、全部遊んでますよ。個人的には『大戦略』みたいなゲームが好きで、シューティングはあまり得意じゃないんです。例えば『Carnage Heart(カルネージハート)』シリーズはハマったなァ。

A ああっ! それ、自分でロボットをプログラミングするゲームですよね。

P そう、要するにロボコンみたいなゲームなんだけど。3日くらい徹夜してやって、スタッフに「顔が青いですよ!」って驚かれた(笑)。早く新作出ないかな~と思ってるんだけど。

A 開発元のアートディンクさんはPC-9801時代に「地球防衛軍」という知る人ぞ知るタイトルを出していて、これも異星人から地球を守る戦闘機をプログラミングするゲームなんですよ。

P そうなんだ! あのプログラミングがもう楽しくてね。A-10さんはゲームに詳しいらしいけど、例えば漫画で描いているような内容のゲームを作ったりしたことはある?

A 前にゲームソフト会社に勤めていたことはありました。でも、自分が好きな……例えばゾンビ映画みたいなハードな世界観はあまり仕事で取り入れることができなくて。

P みんなゾンビは好きだよね。俺も『バイオハザード』は全部やってるし。前に「3」をノーセーブでやるのにハマってね、これがもうスリル満点(笑)。

A ハハハハ、それは確かにしんどいですね。

P もしシリーズの新作がVRで出たらどうしよう、と心配していてね。まず部屋を片付けなきゃいけないし、バイブだけでドキドキしているのに、どうなっちゃうんだろうって。

A 確か『Fallout』シリーズがお好きなんですよね? VR版も楽しいので是非(『Fallout4 VR』)。

P ええっ、VR版あるの? イヤなこと教えてもらっちゃったな……(一同笑)。

――VR導入のいいきっかけになりそうじゃないですか。

P バカ言っちゃいけないよ、心臓止まったら責任取ってもらうよ?(笑)



アニメージュプラス編集部

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