• 2月43日?榎木淳弥と小野賢章が語る『2.43 清陰高校男子バレー部』 
  • 2月43日?榎木淳弥と小野賢章が語る『2.43 清陰高校男子バレー部』 
2021.01.14

2月43日?榎木淳弥と小野賢章が語る『2.43 清陰高校男子バレー部』 

左から小野賢章さん、榎木淳弥さん


――清陰高校男子バレー部はキャラクターも中々濃いメンバーが揃っていますが、お二人が友達になるなら、どのキャラクターが良いとかありますか?

榎木 僕は棺野ですかね。やっぱり女バレと繋がりがあるんで(笑)。

小野 その繋がり大事!

――そう来ましたか(笑)。確かに棺野は外練習の時はいつも女バレと練習してますもんね。

小野 僕は斜に構える考えが好きだったりするので、ニヒルな感じのする青木とかちょっと合いそうな気がします。

――この作品は、もちろんスポーツ物でもありますけど、男子高校生の等身大の悩みというか、心の繊細な揺れ動きにも、スポットが当たっている作品だと思うのですが、実際に演じてみていかがでしたか?

小野 人と真正面からぶつかって自分の心情が変化していくことで、物語が進んでいく作品なので、演じていて「こんな青春、自分にはあったのかな」って思うことがあるんです。特に灰島は、まわりくどい言い方をしないので、凄く恥ずかしいことも何のためらいもなく言ったりするんです。でも、演じていて、逆にそれが気持ち良いというか……。言葉にすることの大切さも、包み隠さずに言う危険性も、灰島で味わえているという感じですかね(笑)。大人になるとちょっと察してくれみたいな、あえて言葉にしないことってたくさんありますけど、そういうことがない、若いからこそ出来ることがたくさん表現されているので、そこにエモさを感じてもらえればなと(笑)。

――エモいな~と思いながら演じていらっしゃるんですね。

小野 そうですね。僕にはこんなエモさあったかなって思いながら演じています。じつは、セリフを言うのがちょっと恥ずかしいんですよね。まあ、本番入ったら恥じらいなんてなくなりますけど、普段の自分が言うとしたら凄く恥ずかしい。台本貰って読む時は毎回、「ほわっ~!」ってなるんです(笑)。恥ずかしいなこれ!みたいな。今日録ったセリフも恥ずかしかったです。

榎木 確かに今日は恥ずかしかった。なんか愛の告白かと思った(笑)。

小野 凄いセリフって思いながらも、これがスポーツをしている高校生の青春なんだなって思って演じています。

――青春をまざまざと見せつけられている感じなんですね。

小野 そう! 見せつけられています。「お前はあったか? こういう青春」って、毎週見せつけられていますね(笑)。

榎木 キャラクター同士の人間ドラマ的な部分とか、過去に関連したシリアスな話も結構描かれていて、爽やかなだけじゃない作品だなって思いました。キャラクターが重い過去だったり何かしらと戦わなくてはならないことが多いのですが、それを乗り越えていこうとする姿がすごく美しい作品だなと思っています。何歳になっても、乗り越えていかなくてはならないことって常にあると思うんです。乗り越えられるか分からないけれど、そこを乗り越えいこうと奮闘している姿勢は、見ていてすごく気持ち良いものがありますし、勇気をもらえるものだと思うので、そこを楽しみに、観ていただけたら面白いんじゃないかなと思います。

小野 是非観てみてください!

終始リラックスした表情で、時にお互いにツッコミを入れつつも笑顔で取材に応じてくださった榎木さんと小野さん。若者ならではの心の機微を演じる難しさや楽しさを熱く語ってくださいました。皆さんも是非、アニメ『2.43 清陰高校男子バレー部』を観て、青春のきらめきを感じてみては?

(C)壁井ユカコ/集英社・アニメ「2.43」製作委員会

アニメージュプラス編集部

RECOMMENDEDおすすめの記事

RELATED関連する記事

RANKING

人気記事