• アニメと歌舞伎で『風の谷のナウシカ』を年末年始に楽しもう!
  • アニメと歌舞伎で『風の谷のナウシカ』を年末年始に楽しもう!
2020.12.24

アニメと歌舞伎で『風の谷のナウシカ』を年末年始に楽しもう!

(C)1984 Studio Ghibli・H

12月25日の『金曜ロードSHOW!』で宮崎駿監督の名作『風の谷のナウシカ』が、そして年明けの1月2日・3日にNHKBSプレミアムで新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』が放送される。年末年始に2つの『ナウシカ』が連続で楽しめる、貴重な機会となりそうだ。

まず12月25日、日本テレビ系列『金曜ロードSHOW!』にて『風の谷のナウシカ』がノーカット放送される。宮崎駿が「アニメージュ」で連載したSFファンタジーコミックを、自らが監督を務めて84年にアニメ映画化した作品だ。
(C)1984 Studio Ghibli・H

舞台は「火の7日間」という最終戦争から1000年後の世界。汚染された大地には瘴気という毒ガスを放出する巨大な菌類の森「腐海」が拡がり、生き延びた人類は瘴気と腐海を守る昆虫に似た巨大生物「蟲」に怯えながら暮らしていた。
小国「風の谷」を治める族長の娘・ナウシカは、ある日軍事大国トルメキアの輸送船の墜落に遭遇する。輸送船に搭乗していたペジテの王女・ラステルは、救助に駆け付けたナウシカに「積み荷を燃やして」という言葉を遺して事切れる。積み荷とは、最終戦争で使われた伝説の生物兵器「巨神兵」だった。ほどなく、巨神兵の奪取を企むトルメキアの第四皇女クシャナが、風の谷へと飛来してきて――。

(C)1984 Studio Ghibli・H

劇場公開から36年、幾度となく同枠内で放送されてきた作品ではあるが、今年は少し状況が違う。コロナ禍によってマスクをつけての外出が常識となった私たちの世界は、腐海の瘴気と共存せざるをえない『ナウシカ』の世界観と図らずも重なった形となった。誰にとっても混乱に満ちた1年の最後に『ナウシカ』が伝える希望のメッセージは、いつも以上に観る者の胸に迫って来るのではないだろうか。
(C)1984 Studio Ghibli・H


アニメージュプラス編集部

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