• 『アーヤと魔女』近藤勝也が生み出した「誰もが大好きと思える女の子」
  • 『アーヤと魔女』近藤勝也が生み出した「誰もが大好きと思える女の子」
2020.12.24

『アーヤと魔女』近藤勝也が生み出した「誰もが大好きと思える女の子」

(C)2020 NHK, NEP, Studio Ghibli

宮崎駿監督『魔女の宅急便』(89年)のキャラクターデザイン・作画監督を務めた近藤勝也さんが、『アーヤと魔女』で再び魔女&黒猫のキャラクターに挑むことに。新たなジブリキャラはいかにして誕生したのか。

――近藤さんが参加されたタイミングで、今回はCGという話は決まっていたんですか。

近藤 ええ、『(山賊の娘)ローニャ』の流れで2Dではない、ということを最初に聞きまして。『ローニャ』と一緒のセルルックでやるのかなと思っていましたが、途中でフル3DCGに変更になりました。

――近藤さんは3DCGということに抵抗感は……。

近藤 それはないです。ただ僕は2Dのアニメーターなので、作業としては2Dのイメージで3Dのキャラを作る、それが全てです。

――今回原作を最初に読まれた時の印象は。

近藤 うーん……「また魔女なんだな、そして黒猫も出るんだ」って思いました(笑)。原作自体は全然話が違うから面白く読んだんですが、キャラの縛りが一緒なので……。

――ジブリ作品ならではの悩みですね。作業を進めるに当たって、まず吾朗監督から何かリクエストみたいなものはあったりするんですか。

近藤 吾朗さんと一緒に仕事をする場合は、まず原作をお互い読み込んで、僕が描いた絵を彼に見せるところから始まるんです。吾朗さんが思うことをコメントして、それを僕が受け取ってまた絵を描いて吾朗さんに見せるという、言わば絵を通したキャッチボールを続けている内にだんだん形になってくるという感じですね。

(C)2020 NHK, NEP, Studio Ghibli

アニメージュプラス編集部

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