• 「妖精を倒していた時期があります」花澤香菜が語る『羅小黒戦記』
  • 「妖精を倒していた時期があります」花澤香菜が語る『羅小黒戦記』
2020.11.06

「妖精を倒していた時期があります」花澤香菜が語る『羅小黒戦記』

 花澤香菜さんとシャオヘイのぬいぐるみ (C) Beijing HMCH Anime Co.,Ltd


――ムゲンとフーシー以外に、気になるキャラクターはいましたか?

花澤 モモっていう「師匠~!」と言う子がずっと気になっていて(笑)。ちょっとしか出てこないんですけど、独特の笑いの要素をもった子で。

――なんか和む可愛さですよね。

花澤 そうなんです。あの子もうちょっと見たいなって思いましたね。あとは、吹き替え版で特に印象に残ったのが、(大塚)芳忠さんが演じていた館長。館長の容姿と芳忠さんのお声が本当にぴったりで、声帯が次元を超えて繋がっている! って思いました。

――今作は中国のアニメですが、花澤さんが感じた中国アニメと日本アニメの違いはありましたか?

花澤 そうですね、音楽はやっぱり中国の香りがするというか。中国の伝統楽器を使っているのかなという良い音色が聞こえてくるところは中国らしいかなと。私自身、実際に中国に行ってのお仕事も結構していて、その時に触れている中国の街並みとか食べ物とか、「そうそうこれ中国!」というのがたくさん出てくるので、もう間違いなく中国の作品だなと感じます。あとは、シャオヘイの目の大きさ! 中国に行くと、色々な知らないキャラクターを見るんですけど、全部目が凄く大きいんですよ。だからシャオヘイを見た時に「うんうん!中国のキャラクターだよね」と思ったんです。

――確かにシャオヘイも目が大きいです! あのシャオヘイの可愛さの正体って何なんでしょう……。

花澤 可愛さの正体……。もう赤ちゃんですよねフォルムが。後ろから見てもほっぺたが見える、あのぷくーっとした感じが可愛いんじゃないですかね。それに猫耳が付いているというのは、最強の生き物ですよね。あと、色々な所に食べクズをつけながら美味そうにもりもり食べているのも見ていて気持ちがいいなと思いますね。とにかく、全部可愛い!
▲目の大きさも印象的なシャオヘイ
――今作の舞台、龍遊市は人間と妖精が共生している世界ですが、花澤さんご自身は妖精とかそういうものはこの世界にいると思いますか

花澤 私、妖精を倒していた時期があって(笑)。

――え? そうなんですか?

花澤 そうなんですよ。小学校低学年の時に妖精が見える友達がいまして(笑)。その子と3人でいつも下校していたんですけど、その子が司令塔になって、「あそことあそこに妖精がいるから倒してきて!」と言われて、私ともう一人で「うん!」ってその場所に向かって、パンチとキックで倒すと、その子からポイントを貰えるという何かそういうゲームをしていました。別にポイントを稼いだからといって何がある訳でもないんですけど、ずっとやっていましたね。だから、妖精を倒していた時期があります! あの時あの子には本当に見えていたのかもしれないですが、私は見えなかったので、凄く一生懸命手足をぶんぶん振り回していて……。近所のお父さんお母さんはあの子達は何をしているんだろうと思っていたと思うんですけどね(笑)。

――まさか妖精を倒していたなんて思いもしませんでした(笑)。今作はアクションシーンも魅力的ですが、特に注目してほしいシーンはどこでしょうか?

花澤 アクションシーンで言うと、やっぱり最後の戦い。この空間どうなっているんだろうという描き方は新鮮でしたし、めちゃくちゃカッコいいなと思いながら観ていました。途中でGoogle Earthみたいになったりして、「なんだこの見せ方は!」みたいな。先程もお話しましたが、この作品は切り替えしが独特なんですよね。でも、目が回らないんですよ! あれ凄いですよね……。他には、電車での戦闘シーンは人もいっぱい出てくるので、これどうなっちゃうんだろうというワクワク感もあって、あそこも好きですね。

――確かに空間の作り方が凄く凝った作品ですよね。まだまだ聞き足りないですが、最後に読者の方にメッセージをお願いします!

花澤 この作品は、色々な楽しみ方ができる作品です。それこそ、どのキャラクターがタイプとかも言えちゃうくらい魅力的なキャラクターばかりなので、そこから引き込まれてもいいし、アクションシーンの凄さなど視覚的に楽しめるものから入ってもいい。それこそシャオヘイの可愛らしい動きとか、吹き替えの声とか色々な要素があると思ううんですけど、どんなきっかけで見始めたとしても最後、凄く前向きな気持ちになって劇場を出られると思うんです。「ちゃんと私たちには自由な選択肢があって、どんな未来でも自分で歩んで行けるんだよ」っていう凄く前向きなメッセージを受け取って劇場を出られる作品になっていると思いますので、是非「劇場で!」観ていただきたいですね。

 (C) Beijing HMCH Anime Co.,Ltd

アニメージュプラス編集部

RECOMMENDEDおすすめの記事

RELATED関連する記事

RANKING

人気記事