• 小林星蘭が語る! 『映画おしりたんてい テントウムシいせきの なぞ』の魅力
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2020.08.10

小林星蘭が語る! 『映画おしりたんてい テントウムシいせきの なぞ』の魅力

小林星蘭さん (C)Troll/POPLAR (C)2020東映まんがまつり製作委員会



――俳優のお仕事のほうをメインでやってらっしゃる印象なんですが、声優として演じるときと顔出しの俳優のときとで演技の面で変えているところはありますか。

小林 顔を出して演技をするときは、ちょっとした〈気付き〉の「あ」みたいなのって、少し眉だけ上げたりという演技ができるんですけど、声だけとなると「ほえ」とか「は」とか「へっ」とか、言わざるを得ないんです。そうしないと伝わらない。〈気付き〉とかちょっと悲しいときのレパートリーとかを、いくつか持っていないといけない。ドラマとかだと顔のレパートリーが必要な部分があるけど、声だけだからより幅を広げないといけないのは難しい部分だと思います。

――パンタンだと「……」のお芝居は基本なかったと思うんですが、『ヒロアカ』のエリなどはわりと多かったのではないでしょうか。

小林 そうですね。エリちゃんは置かれてる環境が凄まじい部分もあるから、どうやって辛さを引き出すか、この「……」はどういう感じなんだろう、実際に絵と見合わせてこれはどういう思いでここに入っているのかなって探したり考えたりしました。エリちゃんは結構難しかったです。

――こうしてお話を聞いていると、普段の声は『若おかみは小学生!』のおっこのように張る感じではないんですね。エリ寄りというか、どちらかというと大人しい感じで。

小林 そうかもしれないですね。多分私、人見知りな部分があって、自分から話すのがすごく下手くそなんですよ。ただ感情の起伏は激しいって言われるんです。だから本当にテンションが高いときは、おっこちゃんみたいに「わーーーっ」と言ったりとか、友達とかにも「うるさいよ、大丈夫? どうした?」って言われるときもあります。でも普段は確かに落ち着いているほうかもしれないです。

――パンタンはわりと声を張る演技をされてますね。

小林 そうですね、だいぶ張って、自分の中の最大限可愛い声を引き出したつもりです。

――声優さんにもよりますが、声質変化の幅がものすごく広い方もいらっしゃいますよね。同じ人の声とは思えないくらい。

小林 本当ですよね。おしりたんてい役は三瓶由布子さんなんですけど、私、小さい頃に三瓶さんがキュアドリームを演じた『Yes!プリキュア5』を見ていたんです。その頃に聞いていたキュアドリームの声と、実際に収録で聞いたおしりたんていの声がかけ離れ過ぎていて、最初にそれを知ったときも「え、ちょっと待って」って頭の中で混乱しました。そういうところって声優さんはすごいなって。私も「本当に同じ声優さん?」って思ってもらえるくらい、もっとレパートリーを増やせたらいいなと思っています。

(C)Troll/POPLAR (C)2020東映まんがまつり製作委員会

ライターぬのまる

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