• 舞菜とともに成長した立花日菜さんが『推し武道』を振り返る!
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2020.03.29

舞菜とともに成長した立花日菜さんが『推し武道』を振り返る!

立花日菜さんが『推し武道』を振り返る!


――最終話だけでなく、先ほどもお話したようにまた第1話から観直して行かないと。Blu-ray Vol.1も発売されましたし。特典に原作0巻が同梱されていますが、読みましたか。

立花 何回も! めっちゃ面白くて、すっごく笑いながら読んでいました。今と違うえりぴよさんだなって思って読んでいたんですが、言葉の端々に今のえりぴよさんが出ていて、すごいなって思って。吉川さんとチェキを撮るシーンが大好きです。どういうこと? って思って。これでいいんだって思って。でも吉川さんと撮るチェキは、普通に隣に並んでいるじゃないですか、えりぴよさん。だから距離感、このときは大丈夫だったんだなぁって。逆にそう考えると、第1話のあの顔、手しか写ってないチェキですら近づいているんだなと思って。

寺田 第1話のアバンとAパートの間をそのまま描いていただきました。

立花 すごいエモい。

寺田 エモいですね。

立花 逆にこのえりぴよの過去も知りたくなってしまいました。何があったんだろうって。普通だと、こんなに好きになれる子が現れるなんてないですよね。

寺田 僕は逆にそこにあまり興味がなくて。この話はえりぴよと舞菜の話だと思うので、そのふたりの個別の過去がどうだったのかっていうのは、あまり関係ないかなって。ただ役作り的にそういう情報がほしいというのはあるのかもしれませんね。

立花 えりぴよさんは謎が深まってしまいました。

寺田 平尾先生も、「好きになるのに理由はいらないんで」という感じで、この辺りのことも元々は考えてなかったという話をされていて。ただアニメでアバンが膨らんだんで、それと後と直結する話を0話でご相談できないですかっていう話をして0話が始まったんです。

立花 「選んだわけじゃない」という言葉を言っていたから、やっぱり何ていうか、きっかけというよりは運命的なもののほうが強いのかなって思います。私は一般人というか、えりぴよさんほど真っ直ぐなオタクじゃないからきっかけを探してしまうけど、えりぴよさんは本当に、そういう面では一途なオタクというか。そういうオタクだから、こういう思考なんだなって思いましたね。やっぱり自分とは違うタイプのオタクだなって思うから。面白いなって。いろいろ考えてしまいました。

――えりぴよの名言ですよね。

立花 いい言葉ですよね。可愛い。あと、初期のChamの髪型とかが一瞬垣間見えるのが私はめちゃめちゃ好きです。オタクなので。まだ、れおちゃんの頭にくまが付いてないし、あやの髪も高くて、ゆめ莉が帽子じゃなくて髪が長いとか。そういうの見ちゃいました。

寺田 0話の後ろに、舞菜やくまささんの初期設定も載っていますよね。

立花 載っていますね。くまささんイケメン過ぎるでしょ。細い! (笑)。普通のぽっちゃり体型でした。

寺田 くまささんは、本名も書いてあります。

立花 本当だ。れおちゃんがくま好きだったのか、くまささんがくまささんだかられおちゃんがくま好きなのか、わからなかったんですが、それもわかって。いいですね。やっぱりオタクはこういう初期設定とかが見れると嬉しいです。私も好きです。

―― 最後に立花さんから、最終話まで応援してくれたファンの方々にメッセージをお願いします。

立花 曲もたくさんある中で、最終話で1回しか流れなかったメインテーマを使った劇中歌もあったり、0巻を読んで1話の前の話も知っていただきつつ、もう1回と言わず、何度も見ていただけたらうれしいです。2回目はお話ももちろんだけど、曲にもすごくこだわって作ってるので、そのへんにもよく注目した見かたをすると世界観に浸れるというか、どっぷり浸かれるキラキラな世界があると思います。見るたびに感想が変わってくると思うので、ぜひ何度も楽しんでいただけたらうれしいです。


最終話、フェスでChamが初めて歌ったメインテーマモチーフの劇中歌『私たちが武道館にいったら』は4月1日発売のサントラに収録されます。また、えりぴよと舞菜がデュエットした『♡桃色片想い♡』は、3月29日(日)から配信が始まりました。ちなみに、めいぷる♡どーるの曲『wonder☆motion』も同時に配信が始まっています。最終話のフェスで少しだけ聞こえていた曲ですが、これも1コーラス、ちゃんと収録していたそうです。
番組のプロデューサーでもあり、音楽プロデューサーでもあり、エモプロデューサーでもあった、ポニーキャニオンの寺田悠輔さんのご協力をいただき、音楽という視点から、アニメ『推しが武道館いってくれたら死ぬ』を語る対談をお届けしてきましたが、いかがだったでしょうか?
全12話の中に、これほどまでこだわって音楽を作っていたという裏設定を聞いてびっくりしました。
立花さんがおっしゃっていたように、第1話から音楽に集中して観直したいと思います。そして第2期を期待してしまいます。

文/阿部雄一郎

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