• 舞菜とともに成長した立花日菜さんが『推し武道』を振り返る!
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2020.03.29

舞菜とともに成長した立花日菜さんが『推し武道』を振り返る!

立花日菜さんが『推し武道』を振り返る!


――OP『Clover wish』はどうですか。

立花 OPは未来のChamの曲とお聞きして、OPにそれがくるってすごいなと思いました。でも個人的には、Chamというか舞菜が武道館に立っている姿がまだあまり想像できないんです。最終話ではえりぴよと一緒に武道館に行きたいとは言ってるけど、本当に立ってる姿って実は想像できてなくて。そういう意味で言うと、一番歌うのが難しかったんです。曲的にも、今までにない新しい曲調というだけで難しかったんですが、気持ちの面でも武道館に行けるくらいのChamの曲だったら、あの舞菜でもえりぴよさんに向かって歌わないのかなとか考えてしまって。武道館の最前にえりぴよさんがいても、そこじゃなくてそのときの舞菜はみんなに向かって歌うのかな? とか、いろいろなことを考えたら、どういう舞菜なんだろうと悩んでしまいました。成長してみんなにも歌うけど、えりぴよさんのことを思っている舞菜になるのか、それとも武道館に行ってもずっとえりぴよさんに一番にありがとうと思ってる舞菜なのか、あまり想像ができなくて。すごく難しかったです。想像ができなかったんです。

――結局どの舞菜で歌ったんですか。

立花 どうなんでしょう。想像しながら歌った感じでしたので、それが正解かはわからないんですが…。やっぱり困ったときはれおちゃんについて行きました。ChamJamというチームとして、れおちゃんをすごく立てる曲になってると思うんです。れおちゃんのパートも多いし、いいところは全部れおちゃんが締めてくれるっていうか。だから、えりぴよさんはちゃんと視界に入れつつ、どちらかというとChamのほうに向けて歌ったような気がします。歌詞はえりぴよさんや、いつも応援してくれている人に向けているじゃないですか。だから全体的に視野はいつもより広く歌えた曲なのかなって思います。

寺田 歌詞が結構、昔の自分を思い出しながら歌っていそうなところもあるじゃないですか。最初に推してくれた、まだ1対1で顔が見えていた頃を思い出させてくれる曲なのではと思います。そうすると、武道館に行ってもえりぴよのことを思ってるんじゃないかなっていうイメージもあって。

立花 武道館に行ったことがないので、どれくらい広いかわからなくて(笑)。イメージが難しかったです。

寺田 コンセプト的には実際に武道館で歌う曲というよりは、武道館に行けるくらい力をつけたときの曲、っていう感じですね。

立花 じゃあいざ武道館で歌うっていうときは、ちゃんとえりぴよさんのことを見てるのかな。見ていてほしいですね。

寺田 立花さんは、Chamは武道館に行けると思いますか。

立花 う〜ん。

寺田 演じてみて、現状はまだそのイメージがわかないですか。

立花 何か、もっと何かないと行けないんじゃないかと思います。もちろんみんな仲が良くて、意識の高い子もいるし、仲間思いの子もいるし、すごくいいチームだと思いますが、やっぱりどちらかというと、めいぷる♡どーるのメイちゃんみたいな、ライバルに絶対勝つぞぐらいの気持ちで頑張ってる子というか、のめりこめるような子じゃないと武道館には立てないのかなと思います。でも、必ずしもChamにそうなってほしいわけじゃないんです。もうちょっといろいろなことがあって、たくさん挫折して、たくさんいろいろなイベントに出て経験を積んで、Chamもそうだけど、それぞれひとりひとりが成長したらありえるのかもしれない。面倒くさいオタクなんです、私(笑)。でも応援はしたいなって思います。行けるように応援することがまだあるんじゃないかなと思わせてくれる存在だなってChamは思いますね。

寺田 『Clover wish』では未来のChamの曲を作りたいと提案したんですが、僕もChamが武道館に行けると確信しているから作ったという感じではなくて。やっぱり、色々な方に聞いても、武道館に行けるだろう派と正直難しいんじゃない派とがいるんですよね。これはいち音楽プロデューサーとしての意見なのですが、実際行けるようになって『Clover wish』みたいな曲を歌ってくれたらそれは素敵なことだし、もちろんその姿を見てみたいとも思いますが、反対にもし行けなかったとしても、「私たちはあのとき、あんな夢を見ていたよね」っていう、その夢を楽曲という形で残してあげたいと思ったんですね。それが『Clover wish』のコンセプトの始まりです。もちろん最終的な展開は原作で決まることですが、アニメから派生したひとつの未来の可能性として、ご提案させていただきました。

――Chamの曲の中で、好きな曲というと難しいかもしれませんが、OP・ED・劇中歌と一番『推し武道』楽曲を歌っている立花さんにとって印象的な楽曲はどれですか。

立花 難しい。難しいな! 

寺田 普通に個人的に好きな曲とかでも。

立花 それでしたら、私、あーや推しなので、『ずっと ChamJam』のあーやのパートがめっちゃ好きなんです!超可愛いと思うんです。ただ単にそれだけになんですが。でも、『Fall in Love』はライブの最後に聞きたい曲だなと思います。聞いてみて、楽しそうな曲だなと思います。アンコール前の曲のような、すごくアットホーム感があって。好きですね。ちょっといいなと思っていました。難しいですね、好きな曲って。

――最終話でかかる劇中歌『私たちが武道館にいったら』はいかがでしょう。

立花 それが「劇中のエモいシーンで流れるメインテーマに歌詞をつけた曲になります」と言われて、うわ〜っ! エモいぞ! って。だから逆に、一番歌いやすかったです。収録は結構最後のほうでしたよね。

寺田 アフレコは終わっていたと思います。

立花 成長した舞菜の気持ちになって歌えたので、一番歌いやすかったというか、気持ちもわかるし、共感しやすかったです。『Clover wish』まではいかない、だけど着実に一歩進んだ舞菜を表現できたかなって思っています。すごくいい曲だなと思いました。めっちゃエモい。最終話でこの曲を聴いたら、絶対に第1話から見返してほしいなと思います。要所要所でメインテーマがかかると、涙が出てしまいます。

――最終話の怒涛の流れなのかで観ていると、これがメインテーマだって気づいていない人もいると思います。

寺田 そうかもしれないですね。ちょっと拍子も変わっていたりするので。

立花 すっごくエモい。フェスで歌うシーンで、始まりのピロピロっていうのが流れた瞬間に「あっ!」てなりました。私、そこを何回も繰り返し見ちゃって。エモいわ〜って思って。振り付けもすっごく好きです。しかもみんなすごく練習して、動きが揃ったChamJamのダンスじゃないですか。だからエモいなって。頑張ったねって思うな。やっぱり最終話っていいですね、エモいんだなって思いました。エモいしか言ってない(笑)。

――(笑)。あのステージでChamJamが1ステージ上がりましたね。

立花 いろいろなアイドルを見ただろうし、メイちゃんにも会って。やっぱりれおちゃんも思うところがあるだろうし。でもそのれおちゃんに、一番頑張ろうとしていたあーやが、真っ先に声をかけるというのもエモいなと思って。ああいうことを積み重ねていって、ChamJamというアイドルが成長するんだなと思ったので、自然と涙が出ました。親みたいな目線になってしまうんですが。ただのオタクですね。

文/阿部雄一郎