●シーズン2のキーパーソン、虹ノ咲さんとだいあのドラマ──シーズン2は、虹ノ咲さんとだいあのドラマが大きな軸でしたが、キャストのみなさんは最初から、2人の関係の設定はご存じだったんですか?茜屋 いや……私、オーディションを受けたときに、自分が受かるならだいあ(虹ノ咲さん)かすずだろうなって思って受けてたんですよ。その時は、虹ノ咲さんは体が弱いみたいな設定も、確かあって。でもその設定は、本編では使われなかったですけど。ただ、何かを抱えてる物語のキーパーソンなんだろうなと思ってて。でもまさか、だいあと虹ノ咲さんが「分離」するとは思ってなくて。結構『プリパラ』シリーズでも、「このキャラとこのキャラが、こういう関係になっちゃうんだ」っていう意外な展開が結構あったので、実際の本編の2人の関係性を見たとき、「ああ、上手いこと持ってきたなぁ」って思いました。でもそこから、まさか「だよん」になるとは(笑)。
徳井 そうですよね。あれはかなり衝撃のイメチェンでしたね!(笑)
茜屋 最初に「だよん」って言ったとき、スタジオ内のみんながプッて噴き出してましたからね。
徳井 「え、何? (だいあ役・佐々木)李子ちゃん、どうしちゃったの?」みたいに思いながら(笑)。
茜屋 そうそう!(笑)
──徳井さんはいかがですか?徳井 やっぱり2人は元々は「一つの存在」みたいな感じだったところから、虹ノ咲さんの成長とともに(意識しないうちに)離れて行っちゃうのが、すごく切なくもありというのがあって。でも虹ノ咲さんが明るく前に進んでいくことは良いことだしと思うと、すごく複雑な気持ちになりました。
──そこでだいあが、漠然とジェラシーを感じて黒くなってしまうのが、また絶妙というか。茜屋・徳井 うんうん! あの感じ、分かる!
茜屋 あと、黒いだいあちゃんの「だよん」が私、結構好きでした(笑)。
徳井 あれはかわいいよね! あれを演じているときの李子ちゃんもかわいいんですよ。
茜屋 一度あのセリフを、マイクで喋ってる時の彼女の顔を見たことがあって……「だよぉ~ん」みたいな(一同・笑)。
徳井 ちょっとチャラい表情してたんだ(笑)。
茜屋 それがちょっとかわいかったです(笑)。
──虹ノ咲さんは、みらいに強い憧れも抱いてました。茜屋 あの、だいあちゃん(虹ノ咲さん)の、みらいちゃんへの矢印の向き具合(強い一途な想い)はすごかったですよね。
徳井 そう、あの巨大矢印が向いてるところ! すごいなって。
茜屋 なんか、いつでもみらいちゃんを見つめてるのが、すごいラブだなぁって。
徳井 うん!
──あのすごいマルチモニタとか……(笑)。徳井 そうですよね! 彼女の家の……あれはビックリした。メッチャみらいちゃんを追ってるって思って。
茜屋 あはは(笑)。
徳井 でも虹ノ咲さんをしっかり受けとめるみらいちゃんは、心広いなぁって思います。
茜屋 本当ですよね。